複数の値のドメイン値マップ・ユースケースの作成
この項では、ルックアップ用の複数の値を持つドメイン値マップを作成する方法のチュートリアルを紹介します。このユースケースは、複数の値をルックアップするために、2つのエンドポイント間でドメイン値マップ・ルックアップを使用する統合シナリオを示します。たとえば、インバウンド値が州の場合、アウトバウンド値は州の略称、言語および首都になります。複数の値ルックアップのユースケースは次のステップで構成されます。
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readFileという名前のアダプタ・サービスにより、ファイルがディレクトリから取得されます。
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readFileアダプタ・サービスがファイル・データをLookupMultiplevaluesMediatorというOracle Mediatorに送信します。
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次にLookupMultiplevaluesMediator Oracle Mediatorはメッセージをアダプタ参照で必要となる構造に変換します。トランスフォーメーション中、Oracle MediatorはLongnameおよびShortnameドメインの等価値に対するmultivalueドメイン値マップをルックアップします。
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LookupMultiplevaluesMediator Oracle Mediatorは、writeFileという外部参照にメッセージを送信します。
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writeFile参照は、指定された出力ディレクトリにメッセージを書き込みます。
この項で説明するサンプル・ファイルをダウンロードするには、Oracle SOA Suiteサンプル・ページを参照してください。