参照構成モードでのSOAプロジェクトの開発
リリース12c (12.2.1.4)以降では、インストール時に構成ウィザードの「テンプレート」画面で参照構成ドメインまたはクラシック・ドメインを作成できます。参照構成ドメインは、サーバーのメモリー不足、スタック・スレッド、エンドポイント接続、データベースの問題に対してサーバーを保護します。参照構成ドメインは、SOA、OSBおよびB2Bトポロジをサポートします。これらの製品のテンプレートは、名前に参照構成が含まれており、これらの製品の構成ウィザードにリストされるデフォルト・テンプレートです。
ノート:
- 参照構成ドメインはBPMまたはBAMコンポーネントをサポートしていません。
- ESSに固有の参照構成テンプレートはありません。ただし、ESSは、参照構成ドメインとクラシック・ドメインの両方に追加できます。
- 参照構成機能はMFTドメインには適用されません。
参照構成モードでSOAプロジェクトを開発するということは、JDeveloperで参照構成設定を有効にして、プロジェクトで作成する新しいアダプタが、ソース・ファイルで定義された特別なJCAエンドポイント・プロパティを持つようにすることを意味します。リリース12c (12.2.1.4)で新規に作成されたプロジェクトの場合、アダプタ構成ウィザードでこれらのプロパティを直接変更できます。『テクノロジ・アダプタの理解』のアダプタ構成ウィザードのJCAエンドポイント・プロパティに関する項を参照してください。
参照構成ドメインを作成するには、『Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのインストールと構成』のOracle SOA Suiteの構成テンプレートの選択に関する項を参照してください。ドメインを構成するには、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』の参照構成ドメインの構成に関する項を参照してください。
ノート:
参照構成モードでSOAプロジェクトを開発する場合、Oracleではこのプロジェクトを参照構成ドメイン内のサーバーにデプロイすることをお薦めします。SOAプロジェクトがクラシック・モードで開発され、デプロイ先のサーバーが参照構成ドメインにある場合、またはその逆の場合、JDeveloperにより、コンポジットのデプロイ・ウィザードに「不一致」の通知が表示されます。詳細は、「Oracle JDeveloperでのSOAコンポジット・アプリケーションまたはプロジェクトのデプロイ」を参照してください。
参照構成設定を有効にする方法
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「ツール」メニューから「プリファレンス」を選択します。
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参照構成設定を選択します。
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アダプタで参照構成設定を有効にするを選択します。