テンプレート・ルールを作成するための既存のマップのリファクタ方法
既存のテンプレートからコードをリファクタして、新しいテンプレート・ルールを作成できます。これは、前の例でAddressテンプレート・ルールを作成した場合のように、作成した複数のテンプレート・ルールが再使用できる場合に有用です。
「テンプレートに作成」オプションを使用すると、XSLT命令のセクションを複数の場所から起動可能な別のテンプレートにリファクタできます。
次の例では、既存のマッピングをリファクタしてテンプレート・ルールを作成します。
次のマップでは、ソースの各Address要素を処理するXSLTが、各Addressノードに対して繰返されます。管理を容易にするために、冗長コードを再利用可能なテンプレートに統合することもできます。この方法では、後でコードが更新される場合に、複数のコピーを更新する必要がありません。
前述のマップでは、Street1およびStreet2からStreetを作成するXPath concat
式を変更する必要がある場合、変更する必要のあるコピーは2つです。ただし、concat
関数が、両方のAddress要素を作成するために再使用される1つのテンプレートに存在する場合は、今後変更が必要になるconcat
文は1つのみです。
次のステップでは、既存のマッピングをリファクタして、Address要素を処理する1つのテンプレートを作成します。