同期Webサービスの起動に関する概要

同期Webサービスは、起動に対してレスポンスを即時に返します。BPELは、パートナ・リンクを介して同期Webサービスに接続し、データを送信し、同一の同期起動でリプライを受信できます。

同期起動には、次のコンポーネントが必要です。

  • パートナ・リンク

    タスクを実行するためにBPELプロセス・サービス・コンポーネントが接続するWebサービスの場所とロールを定義し、WebサービスとBPELプロセス・サービス・コンポーネントの間で情報を受け渡すための変数を定義します。パートナ・リンクは、BPELプロセス・サービス・コンポーネントがコールする各Webサービスに対して必要です。パートナ・リンクは次のいずれかの方法で作成できます。

    • SOAコンポジット・エディタで、「SOAP」サービスを「コンポーネント」ウィンドウの「テクノロジ」セクションから「公開されたサービス」または「外部参照」のスイムレーンにドラッグした場合。詳細は、「サービス・バインディング・コンポーネントの追加」または「参照バインディング・コンポーネントの追加」を参照してください。

    • Oracle BPELデザイナで、「パートナ・リンク」アイコンを「コンポーネント」ウィンドウの「BPELコンストラクト」セクションから「パートナ・リンク」スイムレーンにドラッグした場合。この章では、この2番目の方法について説明します。

  • invokeアクティビティ

    データを送受信するためのポートを、BPELプロセス・サービス・コンポーネント内でオープンします。たとえば、このポートは、クレジット・カード認可サービスを使用して顧客の与信が受諾可能であることを検証する情報の取得に使用します。同期コールバックの場合、関数の送受信に必要なポートは1つのみです。