メディエータのエラー処理の概要
メディエータに用意されている高度なエラー処理機能を使用すると、エラーの発生とそれに対応する修正アクション用のメディエータ・サービス・コンポーネントを構成できます。エラー処理によって、メディエータはメッセージ処理中に発生するエラーや外部のWebサービスから戻される例外を処理できます。メディエータでは、ビジネス・フォルトとシステム・フォルトの両方を処理できます。
ビジネス・フォルトはアプリケーション固有のフォルトであり、サービスWSDLファイルで明示的に定義されます。設計時にOracle JDeveloperでフォルト・ハンドラを定義することでビジネス・フォルトを処理できます。システム・フォルトは、ネットワークが利用できないような基本システムにおける問題によって発生します。メディエータでは、システム・フォルト用のフォルト・ポリシーをベースとしたエラー処理を提供します。
フォルト・ポリシーにより、エラーを自動または管理者操作で処理できるようになります。メディエータのフォルト・ポリシーをベースとしたエラー処理は、次の3つのコンポーネントで構成されています。
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フォルト・ポリシー
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フォルト・バインディング
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エラー・グループ