フィルタおよび割当てのためのヘッダー・アクセスに使用する式の手動作成

ユースケースによっては、WSDLファイルからヘッダー・スキーマを識別できない場合があります。たとえば、メッセージに付加されたセキュリティ・ヘッダーや、抽象的なWSDLファイルを使用して作成されるメディエータのヘッダーなどです。そのようなヘッダーにアクセスするには、式ビルダーにXPath式を手動で入力する必要があります。

次の例は、ヘッダー式の構文を示しています。

$in.header.<header root element namespace prefix>_<header root element name>/<xpath>

次の例に示すヘッダーがあるとします。

<wsse:Security xmlns:wsse="http://docs.oasis-open.org/wss/2004/01/oasis-200401-wss-wssecurity-sec
ext-1.0.xsd">
<Priority>234</Priority>
</wsse:Security>

フィルタ式は次のようになります。

$in.header.wsse_Security/wsse:Security/Priority = '234'

割当て式は次の例に示すようになります。

<copy target="$out.property.jca.jms.priority"
 expression="$in.header.wsse_Security/wsse:Security/Priority"/>

これらの式が機能するには、.mplanファイルのルート要素に次の例に示す属性を追加する必要があります。

wsse = "http://docs.oasis-open.org/wss/2004/01/oasis-200401-wss-wssecurity-
secext-1.0.xsd"