動的パートナ・リンクのWSDLファイルのオーバーライド
場合によっては、次のような理由によって、動的パートナ・リンクによって使用されるデフォルトWSDLファイルをオーバーライドする必要があります。
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メッセージ保護セキュリティ・ポリシーを使用するサービスと統合する必要がある。
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WSDLに、メッセージ暗号化に使用される証明書など重要な情報が含まれている可能性がある。
正規化されたメッセージのプロパティendpointWSDLによって、動的パートナ・リンクのWSDLファイルを指定できます。エンドポイントのみでなく、WSDL全体を動的に指定する必要があります。これにより、WSDLファイルをOracle Web Services Manager (OWSM)に渡すことができ、その後、OWSMは指定されたWSDLから適切なサービス証明書を取得できます。
WSDLファイル内の証明書は、次の場合には無視されます。
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「動的パートナ・リンクを起動する際のセキュリティ証明書のオーバーライド」に記載されているrecipient.key.aliasプロパティ名が存在している。
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endpointWSDLプロパティが存在していない。
それ以外の場合、証明書はWSDLファイルから取得されます。
動的パートナ・リンクのWSDLファイルをオーバーライドするには:
正規化されたメッセージのプロパティの詳細は、「メッセージ・ヘッダーを介した正規化メッセージ・プロパティの伝播」を参照してください。