パフォーマンス・オーバーヘッドとパス・スルー・アタッチメント
Oracle Mediatorはステートレスであるため、パス・スルー・アタッチメントに関するパフォーマンス・オーバーヘッドはありません。ただし、Oracle BPEL Process Managerでは、アタッチメントをデハイドレーション(圧縮して格納)するため、パス・スルー・アタッチメントの場合でもパフォーマンス・オーバーヘッドがあります。Oracle BPEL Process Managerでアタッチメントを一定の期間使用すると、SOAインフラストラクチャ・スキーマが最大サイズまで増加し、メモリーの問題が発生する可能性があります。大規模アタッチメントに対応するために、SOAインフラストラクチャ・スキーマに対するデータベース表領域を適切に拡張することをお薦めします。同時に、purgeスクリプトを使用して、表の添付とともに完了インスタンスをパージすることもできます。
パージ・スクリプトの詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』を参照してください。
表領域の拡張の詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』の表領域の拡張による実行時の問題の回避に関する項を参照してください。
同じコンポジット内の1番目のBPELプロセスが2番目のBPELプロセスをコールするシナリオでは、2番目のBPELプロセスは同じアタッチメントを再度デハイドレーションしません。
コンポジット1の1番目のBPELプロセスがコンポジット2の2番目のBPELプロセスを起動し、最適化が無効化されているシナリオでは、コンポジット1がコンポジット2へのSOAPコールを実行します。2番目のBPELプロセスがアタッチメントをデハイドレーションします。