タスク割当てに対する制限の指定

コールバック・クラスを使用してタスクを再割当てまたはルーティングできるユーザーを制限できます。

通常のLDAPディレクトリにシードされているユーザー・コミュニティは会社全体や部署全体を表します。ただし、タスクに関連付けるユーザーの潜在的リストは、スコープに基づいて制限したり、タスクや関連するデータの重要性に基づいて制限することが必要な場合があります。たとえば、数千のユーザーが存在する大企業では、少数のユーザーのみが注文書を承認および作成できるようにする場合があります。特にこのようなタスクでは、非定型ルーティングおよび再割当てに対して選択できるユーザーとして、会社全体規模のユーザーを対象にしないでください。かわりに、適切または権限のある少数のユーザーのみを選択対象とする必要があります。これを実行するには、制限付き割当て機能を使用します。この機能はコールバック・クラスとして実装されます。このコールバック・クラスには、インスタンス・データを含むタスク・オブジェクトが渡されるとそのタスク・オブジェクトに基づいて適切なユーザー・セットを動的に選択するロジックを実装できます。

ノート:

制限付きタスクの再割当てなどの特定の関数は、単一のタスクが選択されている場合にのみ使用できます。制限付き再割当てを使用する複数のタスクが選択されている場合、制限付き再割当てアルゴリズムは起動されません。その場合、制限付き再割当てが指定されていなかったかのようにユーザーの完全なリストが返されます。