時間ウィンドウ

ベスト・エフォート再シーケンサが最大行数ではなく時間ウィンドウを使用するように構成されていると、一度に選択および処理するメッセージは、指定する一定の期間に加えてオプションのバッファ時間に基づいて処理されます。各メッセージは特定の時間ウィンドウに属し、ある時間ウィンドウにあるメッセージは異なる時間ウィンドウに属しているメッセージとは別に処理されます。

時間ウィンドウに加えてバッファ時間を指定できます。バッファ時間は、連続する2つの時間ウィンドウの重複部分で、最初の時間ウィンドウに関連するメッセージを少し後で着信させることができます。デフォルトでは、バッファ時間は指定した時間ウィンドウの10%です。

ベスト・エフォート再シーケンサが時間ウィンドウを使用するように構成されていると、グループは反復方法で処理され、メッセージは次のステップで処理されます。

  1. 最初のメッセージが着信すると、タイム・ウィンドウが開始されます。

  2. バッファが時間ウィンドウに追加され、バッファ時間の後に処理が開始されます。

  3. 再シーケンサは時間ウィンドウ内に着信したメッセージを取得し、すべてのメッセージから最大順序ID (通常は、日付およびタイム・スタンプ)を識別します。

  4. 再シーケンサは、バッファ時間内に着信し、上で識別した最大順序IDより小さい順序IDを持つすべてのメッセージを取得します。

  5. 再シーケンサは、前述のステップで取得したすべてのメッセージを順序IDの昇順でソートし、メッセージを処理します。