システム・パフォーマンスの向上のためのメモリー内SOAの使用

WebLogic Serverに関連付けられたCoherenceキャッシュを利用して、メモリー内の非トランザクションのビジネス・プロセスを実行できます。これにより、読取りおよび書込み操作がキャッシュから実行されるため、これらのビジネス・プロセスのパフォーマンスとスケーラビリティが向上します。また、連続したディスク読取りおよび書込みに関連するコストが大幅に削減されるため、データベース・パフォーマンスと管理も改善されます。

ノート:

このSOA Suite機能は、Oracle Integration Continuous Availabilityの一部です。Oracle SOA Suite for Middlewareのオプションの詳細は、Oracle Fusion Middlewareライセンス情報を参照してください。

メモリー内SOAにより、短時間実行プロセスをメモリーに保持できます。フォルトが発生した場合のみ、またはwrite-behindスレッドを使用して一定の遅延間隔で、プロセスの状態がデータベースに書き込まれます。BPEL状態情報は、Coherenceキャッシュに/からデハイドレーションおよびリハイドレーションされます。

メモリー内SOAの有効化

メモリー内SOAは、「SOA管理」 > 「共通プロパティ」 > 「inMemoryEnvironment」の順に選択して有効化します。

WLSTスクリプトは/net/slc07yxw/scratch/share/wlst/enableInMemory.pyです(サーバーがデフォルトのポート7001で実行されていると仮定しています。ユーザーID: weblogic、パスワード: weblogic1。コピーを作成し、使用している環境用に更新してください)。
connect('weblogic', 'weblogic1') custom() cd('oracle.as.soainfra.config/oracle.as.soainfra.config:name=soa-infra,type=SoaInfraConfig,Application=soa-infra') 
set('InMemoryEnvironment', true) 
exit()