XPath式の使用

「ノードのリンクによる値のコピーの実行方法」および「ノードのリンクによる値のコピーの実行方法」では、ドラッグ・アンド・ドロップ操作を使用して、ソースの要素または属性とターゲットの要素または属性との間のマッピングを作成する方法について説明しました。ドラッグ・アンド・ドロップではXSLTにXPath式が作成され、この式はソース・ドキュメントの特定のノードを参照します。

たとえば、次のXSLTコードは、ソース要素をターゲット要素にマッピングすることで生成されます。

<ID>
 <xsl:value-of select="/ns0:PurchaseOrder/ID"/>
</ID>

前述のコードにはxsl:value-of文が含まれています。この文のselect属性にはXPath式(/ns0:PurchaseOrder/ID)が含まれており、これはマッピングされるソース・ノードを参照します。

このXPath式は、ロケーション・パス式を表します。XPath式は複雑にでき、XPath関数および演算子を含むこともできます。

たとえば、次のコードは、ソース要素/PurchaseOrder/IDの値を属性/PurchaseOrder/@PONumberの値に連結します。その後、その結果がターゲット要素<ID>に割り当てられます。

<ID>
 <xsl:value-of select="concat(/ns0:PurchaseOrder/ID,/ns0:PurchaseOrder/@PONumber )"/>
</ID>

前述のコードで、select属性の値はXPath式です。XPath式では、concat関数を使用して、2つのソース・ノードの値を連結します。

XSLTマップ・エディタには、簡単なドラッグ・アンド・ドロップ・アクションによって作成されるよりも複雑なXPath式を入力するための多数の方法が用意されています。XPath式を作成するための次の方法は、マップ・ビューとXSLTビューの両方で使用できます。