実行時の処理内容

コンポジットに対するフォルト・ポリシーはすべて、最初のエラーが発生したときにロードされます。エラーが発生した場合、メディエータ・サービス・エンジンによってフォルト・ポリシー・ファイル(fault-policies.xmlおよびfault-bindings.xml)が存在しているかどうかがチェックされます。フォルト・ポリシー・バインディングがチェックされ、そのコンポーネントまたはコンポジットと関連付けられているフォルト・ポリシーが判別されます。フォルト・ポリシーがコンポーネントまたはコンポジットと関連付けられている場合、メディエータによって、そのフォルト条件に対応したフォルト・ポリシーで定義されているアクションが実行されます。コンポーネントまたはコンポジットに対してフォルト・ポリシー・バインディングが見つからない場合、アクションは実行されず、動作はフォルト・ポリシーが存在しない場合と同じになります。

定義されているフォルト・ポリシーがなく、ルーティング・ルールが平行して実行される場合、管理者操作のデフォルト・アクションが実行されます。定義されているフォルト・ポリシーがなく、ルーティング・ルールが順次実行される場合、コール元にエラーがスローされます。

ノート:

エラーが発生した順次ルーティング・トランザクションはすべて、フォルト・ポリシーがそのエラーの処理に使用された場合でも、ロールバックされます。

フォルト・ポリシーの処理方法の詳細は、「アクション」を参照してください。