H XSLTエディタでの大規模なスキーマの操作
XSLTエディタには、編集中のXSLTマップの入力ドキュメントおよび出力ドキュメントをXML表現で示したソース・ツリーおよびターゲット・ツリーが表示されます。ルート要素定義を選択すると、エディタによってXSDスキーマ・ドキュメントからこれらのツリーが作成されます。
これらのスキーマ・ツリーは大規模になり、XSLTエディタなどのグラフィカルなマッピング・ツールでの操作が難しくなることがあります。スキーマ・ドキュメントの中には、親ノードごとに数百の子ノードを定義しているものもあります。このような親ノードのいくつかをツリーで展開した場合、XSLTマップを作成する際スクロール・スルーすることになるツリー・ノードが数千個生成される可能性があります。
スキーマは非常に大きくても、マッピングがスパースな場合、つまりマッピングされているターゲット・ノードが非常に少ない場合、ユーザーはマッピングする必要のないノードを絶えずスクロール・スルーする必要があります。これに対し、マッピングがスパースでなく、多数のマッピングが存在する場合、多数の線が交差し、マッピングがわかりにくくなります。
この付録では、スパースなマップとスパースでないマップの両方に対するストラテジおよび見にくさを低減する方法について説明します。