BPELプロセスのXMLデータ

BPELプロセス・サービス・コンポーネントでは、ほとんどのデータはXMLフォーマットです。データには、BPELプロセス・サービス・コンポーネントとの間で受け渡されるメッセージ、外部サービスとの間で交換されるメッセージ、プロセスで使用されるローカル変数などがあります。通常は次のいずれかのXMLスキーマを使用して、これらのメッセージおよび変数のタイプを定義します。

  • フローのWeb Services Description Language (WSDL)ファイル

  • 起動されるサービスのWSDLファイル

  • そのWSDLファイルで参照されるXSDファイル

したがって、BPELのほとんどの変数はXMLデータであり、BPELプロセス・サービス・コンポーネントはそのコードの大部分を使用して、これらのXML変数を操作します。通常は、様々なサービスに必要な表現間でのデータ・トランスフォーメーション、データのローカル操作(複数のサービス呼出しからの結果の結合など)などが行われます。

BPELでは、サービス・データ・オブジェクト(SDO)変数もサポートしています。この変数は、XML形式ではなく、メモリー構造形式です。