1. Oracle SOA Suite on Kubernetes
  2. よくある質問

10 よくある質問

構成オーバーライドを使用したチューニング・パラメータのオーバーライドはサポートされていません

WebLogic Kubernetes Operatorでは、構成オーバーライド(状況構成とも呼ばれる)を使用して一部のドメイン構成をオーバーライドできます。サポートされているオーバーライドを参照してください。Oracle SOA SuiteドメインのMaxMessageSizeやPAYLOADなどのチューニング・パラメータの構成オーバーライド機能を使用したオーバーライドは、サポートされていません。ただし、次のステップを使用してオーバーライドできます:

  1. 変更を適用するサーバーに基づいて、domain.yaml構成ファイル(パス例: <domain-creation-output-directory>/weblogic-domains/soainfra/domain.yaml)のserverPod.envセクションの環境変数K8S_REFCONF_OVERRIDESを使用して新しい値を指定します。たとえば、管理サーバー・ポッド・レベルで値をオーバーライドするには: 

      spec:
    adminServer:
      serverPod:
        env:
        - name: K8S_REFCONF_OVERRIDES
          value: "-Dweblogic.MaxMessageSize=78787878"
        - name: USER_MEM_ARGS
          value: '-Djava.security.egd=file:/dev/./urandom -Xms512m -Xmx1024m '
      serverStartState: RUNNING

    たとえば、特定のクラスタ・レベル(soa_clusterまたはosb_cluster)で値をオーバーライドするには:

      apiVersion: "weblogic.oracle/v1"
  kind: Cluster
  metadata:
    name: soainfra-soa-cluster
    # Update this with the namespace your domain will run in:
    namespace: soans
    labels:
      # Update this with the `domainUID` of your domain:
      weblogic.domainUID: soainfra
  spec:
    clusterName: soa_cluster
    serverService:
      precreateService: true
    serverPod:
      env:
      - name: K8S_REFCONF_OVERRIDES
        value: "-Dsoa.payload.threshold.kb=102410"

    ノート:

    複数のシステム・プロパティを 
    serverPod.env.value
    に指定する場合、各システム・プロパティをスペースで区切ってください。
  2. 更新された 
    domain.yaml
    ファイルを適用します:
    kubectl apply -f domain.yaml

    ノート:

    ノート: サーバー・ポッドは自動的に再起動されます(ローリング再起動)。

Enterprise ManagerコンソールにADF_FACES-30200エラーが表示される場合があります

オペレータを使用してデプロイされたOracle SOA Suite環境では、ドメイン・サーバーの再起動時にEnterprise Managerコンソールに次のエラーが断続的に表示されることがあります:

ADF_FACES-30200: For more information, please see the server's error log for an entry beginning with: The UIViewRoot is null. Fatal exception during PhaseId: RESTORE_VIEW 1.

Enterprise ManagerコンソールURLをリフレッシュして、コンソールに正常にログインできます。

Oracle SOA Suiteコンポジット・アプリケーションの外部URLアクセスの構成

Oracle SOA Suiteコンポジット・アプリケーションがインターネット経由で外部URLにアクセスするには(クラスタがhttpプロキシ・サーバーの背後にある場合)、管理サーバーおよび管理対象サーバー・ポッドに対して次のプロキシ・パラメータを構成する必要があります。

-Dhttp.proxyHost=www-your-proxy.com  
-Dhttp.proxyPort=proxy-port  
-Dhttps.proxyHost=www-your-proxy.com  
-Dhttps.proxyPort=proxy-port  
-Dhttp.nonProxyHosts="localhost|soainfra-adminserver|soainfra-soa-server1|soainfra-osb-server1|...soainfra-soa-serverN|*.svc.cluster.local|*.your.domain.com|/var/run/docker.sock"

これを行うには、domain.yaml構成ファイルを編集し、プロキシ・パラメータをspec.serverPod.env.JAVA_OPTIONS環境変数値に追加します。

例:

  serverPod:
    env:
    - name: JAVA_OPTIONS
      value: -Dweblogic.StdoutDebugEnabled=false -Dweblogic.ssl.Enabled=true -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true -Dhttp.proxyHost=www-your-proxy.com -Dhttp.proxyPort=proxy-port -Dhttps.proxyHost=www-your-proxy.com -Dhttps.proxyPort=proxy-port -Dhttp.nonProxyHosts="localhost|soainfra-adminserver|soainfra-soa-server1|soainfra-osb-server1|...soainfra-soa-serverN|*.svc.cluster.local|*.your.domain.com|/var/run/docker.sock"
    - name: USER_MEM_ARGS
      value: '-Djava.security.egd=file:/dev/./urandom -Xms256m -Xmx1024m '
    volumeMounts:

ノート:

-Dhttp.nonProxyHostsパラメータには、管理サーバーおよび各管理対象サーバーのポッド名が必要です。たとえば、soainfra-adminserver、soainfra-soa-server1、soainfra-osb-server1などです。

更新されたdomain.yamlファイルを適用します: 

 $ kubectl apply -f domain.yaml

ノート:

サーバー・ポッドが自動的に再起動されます(ローリング再起動)。

Oracle Enterprise SchedulerのWebServices WSDL URLの外部アクセスの構成

Oracle Enterprise Scheduler (ESS)コンポーネントを含むデプロイされたOracle SOA Suiteドメインでは、ess/essWebServicesWsdl.jspページの表形式で表示される次のESS WebServices WSDL URLは、Kubernetesクラスタの外部ではアクセスできません。 

ESSWebService
EssAsyncCallbackService
EssWsJobAsyncCallbackService

Oracle Enterprise SchedulerのWebServices WSDL URLの外部アクセスを構成するには、次のステップを実行します:

  1. WebLogicリモート・コンソールURLにログインし、管理サーバーに接続します。
  2. ホームページで、「クラスタ」をクリックします。次に、soa_clusterをクリックします。
  3. 「HTTP」タブをクリックし、「チェンジ・センター」パネルで「ロックして編集」をクリックします。
  4. 次の値を更新します:
    • フロントエンド・ホスト: ロード・バランサのホスト名。たとえば、domain1.example.comです。
    • フロントエンドHTTPポート: ロード・バランサ・ポート。たとえば、30305です。
    • フロントエンドHTTPSポート: ロード・バランサのHTTPSポート。たとえば、30443です。
  5. 「保存」をクリックします。
  6. 「チェンジ・センター」パネルの「変更のアクティブ化」をクリックします。
  7. SOAクラスタで`domain-lifecycle` [scripts]を使用してサーバーを再起動します。詳細は、サーバーの再起動を参照してください。

ノート:

リモート・コンソールからサーバーを再起動しないでください。

WebLogic Kubernetes OperatorのFAQ

一般的なWebLogic Kubernetes Operatorの使用に関するよくある質問を参照してください。