アダプタのカスタマイズの維持

サーバー・ポッド上のファイルで行われたカスタマイズの存続期間は、そのポッドの存続期間に依存します。ポッドが停止したり再起動されると、変更内容は保持されません。

たとえば、次の構成では、DbAdapter.rarを更新して新しい接続インスタンスを作成し、WebLogicリモート・コンソールでjdbc/CoffeeShopDSと同じデータ・ソースCoffeeShopを作成します。

ファイルの場所: /u01/oracle/soa/soa/connectors/DbAdapter.rar

<connection-instance>
  <jndi-name>eis/DB/CoffeeShop</jndi-name>
  <connection-properties>
    <properties>
      <property>
        <name>XADataSourceName</name>
        <value>jdbc/CoffeeShopDS</value>
      </property>
      <property>
        <name>DataSourceName</name>
	    <value></value>
      </property>
      <property>
        <name>PlatformClassName</name>
	    <value>org.eclipse.persistence.platform.database.Oracle10Platform</value>
      </property>
    </properties>
   </connection-properties>
</connection-instance>

サーバー・ポッドのSOA Oracleホームにあるアダプタ・ファイルのカスタマイズを維持する必要がある場合は、次のいずれかの方法を使用します。

方法1: WebLogicリモート・コンソールを使用したアダプタ・ファイルのカスタマイズ

WebLogicリモート・コンソールにログインし、https://oracle.github.io/weblogic-remote-console/userguide/providers/administration-server/#configure-deploymentを参照して「アウトバウンド接続プール」およびPlan.xmlを更新します。
Plan.xmlのデフォルトの場所は、${ORACLE_HOME}/soa/soaで、永続ボリューム(PV)下ではありません。したがって、ドメインのPVの場所({DOMAIN_HOME}/soainfra/serversなど)を指定します。
これで、Plan.xmlは、各管理対象サーバーのこの場所に保持されます。

方法2: ワーカー・ノードのアダプタ・ファイルのカスタマイズ

ABC.rarをサーバー・ポッドからPVパスにコピーします:
```
kubectl cp <namespace>/<SOA Managed Server pod name>:<full path of .rar file>  <destination path inside PV>
```
例:
```
kubectl cp soans/soainfra-soa-server1:/u01/oracle/soa/soa/connectors/ABC.rar ${DockerVolume}/domains/soainfra/servers/ABC.rar
```
または、管理対象サーバー・ポッドに(kubectl execを使用して)入った後で、これらの場所の間で通常のファイル・コピーを実行します。
ABC.rarを解凍します。
META_INFの下のweblogic-ra.xmlファイルの新しい接続詳細を更新します。
WebLogicリモート・コンソールの「デプロイメント」で、ABC.rar、「更新」の順に選択します。新しい場所としてABC.rarパス(${DOMAIN_HOME}/user_projects/domains/soainfra/servers/ABC.rar)を選択し、「更新」をクリックします。
plan.xmlまたは更新された.rarがPVに保持されることを確認します。