リリース18.0.0のOracle JETドキュメントで説明されている新機能
ここでは、リリース18.0.0に追加された新機能および拡張機能について説明する、Oracle JETのドキュメントの更新を示します。
このリリースのその他の変更については、製品のリリース・ノートを参照してください。
Oracle JET
このリリースのOracle JETのドキュメントの更新事項。
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Oracle JET CLI
migrateコマンドこの新しいコマンド(
ojet migrate)は、Oracle JETのリリース13.0.0以降を使用して作成されたOracle JETアプリケーションの新しいリリースへの移行を自動化します。Oracle JET CLIを使用したアプリケーションの移行を参照してください。 -
VComponentベースのWebコンポーネントのAPIドキュメントの生成
Oracle JETアプリケーションの
oraclejetconfig.jsonファイルの新しいenableDocGenプロパティは、VComponentベースのWebコンポーネントのAPIドキュメントを生成するかどうかを制御します。trueの場合、以前npx ojet add docgenを使用してAPIドキュメント生成に必要なパッケージおよびテンプレートを追加していた場合、npx ojet build componentコマンドはコンポーネントのAPIドキュメントを生成します。falseの場合、APIドキュメントは生成されません。VComponentベースのWebコンポーネントのAPIドキュメントの生成に関する項を参照してください。 -
Dart Sassは
node-sassを置き換えますOracle JETでは、このリリースの
node-sassへの依存性をDart Sass (sass)に置き換えました。node-sassのサードパーティ作成者はサポートしなくなりました。このリリースにアプリケーションを移行するときにAltaまたはAltaに基づくカスタム・テーマを引き続き使用する場合は、node-sassをインストールする必要があります。Altaテーマのアプリケーションのリリース18.0.0への移行を参照してください。
移行情報
リリース18.0.0に移行するJETアプリケーションに影響する次の変更に注意してください:
このリリースのOracle JETへのアプリケーションの移行に関するステップバイステップ情報については、次の項を参照してください。
- 8.3.0より前のリリースからリリース18.0.0へのAltaテーマのアプリケーションの移行に関する項では、リリース8.3.0より前のリリースからの移行ステップについて説明します。このステップにより、アプリケーションを最新リリースに移行できます。
- RedwoodテーマCSSへの移行に関する項が更新され、AltaテーマのアプリケーションをRedwoodテーマに移行する方法を説明しています。このトピックで説明されているように、リリース9.0.0以降ではRedwoodテーマに移行できます。
- リリース9.x.0以降からリリース18.0.0へのRedwoodテーマのアプリケーションの移行に関する項では、バージョン9.x.0以上から最新リリースへのOracle JETアプリケーション・ソースの移行ステップについて説明します。
Oracle JET Audit Framework
Oracle JET Audit Frameworkの使用および拡張は、次のように更新されました。
新規および変更されたJAF監査機能:
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Oracle JAFでサポートされているOracle JETリリース
Oracle JAFは、
8.3.0を除く、リリース13.0.0より低いOracle JETバージョンの監査サポートを中止しました。oraclejafconfig.jsonファイル内のjetVerプロパティの値として12.0.0、11.0.0などを指定できなくなりました。ojaf --jetlistコマンドを使用して、Oracle JAFで監査できるOracle JETバージョンのリストを取得します。「JETおよびECMAスクリプトの特定バージョンによる監査」を参照してください。この変更の副作用は、
jetVerプロパティが5.2に設定されているときにのみ起動されたため、oj-html-ojattr-520ルールがこのリリースから削除されたことです。関連付けられたメッセージID (JET-0040)も削除されました。 -
JAFでは既存のルールに変更が加えられています:
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csp-html-unsafe-exprCSP式バリデータで矢印関数がサポートされるようになり、
=>構文を含む式の解析時にJAFが診断を生成しなくなりました。 -
oj-css-style-overrideCSSルールのJETタグ・セレクタは、ルール本文でCSS変数のみが更新された場合、オーバーライドとはみなされなくなりました。ただし、ルール本文で実際のプロパティが変更された場合、JETタグ・セレクタの使用はオーバーライドとみなされ、フラグが付けられます。
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oj-html-prop-anti-patternおよびoj-html-wctag-anti-patternルールこれらのルールがAMDモードで有効になりました。
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jetwco-component-api-controlled-changesjetwco-component-api-controlled-changesルールでは、コンポーネントへのプロパティの追加など、追加を伴うAPI変更に対してより柔軟に下限を設定できるようになりました。以前は、追加の下限がセマンティック・バージョニング・ルールに従い、少なくともマイナー・バージョン変更が必要でした。これはデフォルトのままです。ただし、必要に応じて、パッチ・バージョン・レベルでこのような変更を許可するオプションがあります。
この動作は、既存のルール構成機能を使用して構成できます。パッチ・リリースで新しいプロパティの追加を許可するには、次の構成を使用します:
"ruleMods": { "JETWCO": { "jetwco-component-api-controlled-changes": { "enabled": true, "customOpts": { "exchangeURL": "https://component-exchange-url/api/0.2.0", "controls": { "properties": { "add": "patch" } } } } } }
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- JAFには新しいルールが含まれます:
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oj-acc-aria-accessibleおよびoj-tsx-acc-aria-accessibleRule: oj-acc-aria-accessible Severity: blocker Message ID: jet-8025 Rule: oj-tsx-acc-aria-accessible Severity: blocker Message ID: jet-7265 For components <oj-c-rating-gauge>, <oj-c-meter-bar>, or <oj-c-meter-circle> to be accessible, one of the following WAI-ARIA attributes: 1) 'aria-label', 'aria-labelledby', or 'aria-describedby' or one of these attributes: 2) 'labelled-by', or 'described-by' is required. -
oj-html-btn-display-iconSeverity: blocker Message ID: jet-8020 If a legacy <oj-button> does not specify a 'label' attribute, and its default slot is not used, it should specify attribute 'display="icons"'. -
oj-html-form-layout-colspan-wrapおよびoj-tsx-form-layout-colspan-wrapRule: oj-html-form-layout-colspan-wrap Severity: blocker Message ID: jet-8030 Rule: oj-tsx-form-layout-colspan-wrap Severity: blocker Message ID: jet-7270 When an <oj-form-layout> has <oj-label-value> children that specify a 'colspan' property, oj-form-layout's 'colspanWrap' property specifies the column spanning behavior. The 'nowrap' behavior has been deprecated as it is not specified by the Redwood Design System. In these cases, colspanWrap="wrap" needs to be specified on the <oj-form-layout> so that it will produce the correct layout as specified by the Redwood Design System. -
oj-html-ojoption-textおよびoj-tsx-ojoption-textRule: oj-html-ojoption-text Severity: major Message ID: jet-8005 Rule: oj-tsx-ojoption-text Severity: major Message ID: jet-7255 <oj-option> components cannot contain other custom elements that might render something other than the expected text node that is used to define the label of the option -
oj-html-redwood-bp-btn-avatarおよびoj-tsx-redwood-bp-btn-avatarRule: oj-html-redwood-bp-btn-avatar Severity: minor Message ID: jet-8010 Rule: oj-tsx-redwood-bp-btn-avatar Severity: minor Message ID: jet-7260 Buttons should not contain avatars, they may not correctly align within the buttonJAF構成が
redwood-strictを拡張する場合、これらのルールのredwood-strictプロファイルは、重大度が(マイナーから)メジャーに増加して更新されました。 -
oj-html-tabbar-progressive-popupSeverity: minor Message ID: jet-8035 For JET 18.0.0 and later, <oj-tab-bar> truncation="progressive" should always be used with overflow="popup" for handling overflow properly. If truncation="progressive" is used alone, for long labels it is possible that all items may not fit within oj-tab-bar despite being truncated. -
oj-tsx-ojtag-datacmdSeverity: major¹ Message ID's: jet-7240, 7241, 7242, 7243 Attribute 'data-oj-command' should not be used on JET web component elements if the component does not have a list of values defined for it - refer to the JET API documentation for the component. ¹ Possibility of more than 1 severity since there are 4 message ID's -
oj-tsx-slot-item-minmaxSeverity: minor¹ Message ID's: jet-7250, 7251 Components can include a 'minItems' or 'maxItems' property in a slot defintion in the component metadata, to describe how many child elements can be assigned to that slot. This rule applies to components that are directly allocated to a slot, or which are direct children of a template allocated to that slot. ¹ Possibility of more than 1 severity since there are 2 message ID's
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ルール・ライターの変更:
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非推奨のDomUtils APIの削除
このリリースでは、JAFのリリース4.0.8 (2022年2月)で非推奨となった
getAttrIndex()、getAttrPosition()およびgetAttrValuePosition()APIが削除されます。機能的に同等の代替API (getAttribIndex()、getAttribPosition()およびgetAttribValuePosition())を使用します。「DomUtils: ノード・オブジェクト関数」を参照してください。 -
isCoreTag()は非推奨になりましたisCoreTag()メソッドは非推奨になり、機能的に同等のisJetCoreTag()メソッドに置き換えられます。isCoreTag()のサポートは、JAFの今後のメジャー・リリースで削除されます。Oracle JET監査メタデータ・インタフェース・ライブラリのTagメソッドに関する項を参照してください。 -
customOptsルール・プロパティでカスタム構成プロパティを定義する必要がありますAMDまたはAPIモードでアプリケーションを監査する場合、
rules.jsonファイル(JAF 10.0.0 / Oracle JET 17.0.0で説明)のcustomOptsルール・プロパティで監査用に定義したカスタム構成プロパティを宣言する要件は、より簡潔に処理されるようになりました。動作は次のようになりました:- カスタム・ルール・プロパティが
customOptsルール・プロパティで宣言されておらず、$requiredプロパティがない場合、ルールは無効になり、監査はJAF-2005メッセージIDで警告を発行します。以前とは異なり、監査は続行されます。 - カスタム・ルール・プロパティが
customOptsルール・プロパティで宣言されておらず、$requiredプロパティがある場合、関連付けられたルール・パックは無効になり、監査は続行されます。
CLIモードでは変更はありません。つまり、監査はJAF-2005メッセージIDでエラーを発行し、終了します。
- カスタム・ルール・プロパティが
- 更新されたCSSパーサーでは、
@containerがサポートされるようになり、Rawの前の値ではなくAtrulePreludeのASTprelude.typeプロパティが生成されます。
ドキュメントのアクセシビリティについて
オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
お客様のOracleサポート・サービスへのアクセスおよびご利用は、該当するサービスの注文時に指定された利用条件に従うものとします。
Oracle JavaScript Extension Toolkit (Oracle JET) Oracle JETの新機能, 18.0.0
G27033-01
原本著者: Oracle Corporation