販売カタログの概要
営業担当は、販売カタログから選択することによって、顧客が購入に関心を持つ製品または製品グループを入力します。 商談およびリードにエントリを作成する場合は、カタログを参照するか、製品名を入力できます。
販売カタログは、製品グループの階層で構成されます。 この階層は、カタログ内の製品を分類して編成します。
さらに、次の点に留意してください。
- 作成したカタログには、その下にカタログを構築するルート製品グループがあります。
- 各製品グループおよび製品の摘要を含めることができます。
- 各製品に1つのイメージをアップロードできます。
- 製品グループに含めることができる製品の数に制限はありません。
- 製品グループは、営業テリトリのディメンションとして使用したり、売上予測に使用したりできます。 予測の設定中に、予測する販売カタログの製品グループ階層のレベル数を指定します。
販売カタログでの製品の使用
販売カタログは製品グループのみで作成できますが、価格表などの高度な販売機能を利用するには、製品を使用する必要があります。 また、Oracle Configure, Price, and Quote (Oracle CPQ)などの他のOracleクラウド・サービスとの統合を有効化するには、製品を使用する必要があります。 アプリケーション・コンポーザを使用して、フィールドの追加など、製品グループでは使用できない機能である製品の変更を実行することもできます。
作成する製品は、SalesとOracle Product Information Management (PIMまたはProduct Modelとも呼ばれる)の両方に格納されます。 製品モデルは、すべてのフロントオフィス・クラウド・サービスのマスター品目リポジトリとして機能します。
Product ModelおよびOracle CPQとの統合の詳細は、「販売およびサービス・カタログ」および「Sales ProductsとSCM Cloud製品の仕組み」を参照してください。
サンプル販売カタログのフローと構成
「製品カタログ」ページでは、営業担当に簡易ショッピング・カート・エクスペリエンスが提供されます。 製品を検索し、製品グループ階層を参照して製品をリードまたは商談に追加できます。 このスクリーンショットでは、「すべてのカテゴリ」セクションの3つの製品グループと、「製品」セクションの個々の製品が強調表示されています。

営業担当は、個々の製品ページにドリルして、製品摘要およびイメージを表示できます。 サンプル製品の製品詳細ページのスクリーンショットを次に示します。 このページには、製品名、製品摘要およびイメージが含まれています。

たとえば、架空のVision Corp.では、製品グループを使用して、商談の成約に役立つ担当者を割り当てます。 会社が立ち上げたばかりのサーバーを使用しています。 また、各サーバー・ラインの予測も作成します。
Vision Corp.はラップトップと2種類のサーバー(Green ServersとSentinel Servers)を販売しています。 カタログを作成するため、Vision Corporationは:
- ルート製品グループとしてVision Productsを使用します。
- Vision Productsの下に製品をインポートします。
- 残りの製品グループおよび製品との関連付けをインポートします。
この図は、Vision Corporationの販売カタログの構成を示しています。 販売カタログは、ルート製品グループVision Productsと、製品タイプを表す2つの子製品グループServersおよびLaptopsで構成されます。 サーバー・ファミリには、Green ServersとSentinel Serversという2つの製品グループがあります。 各サーバー・ファミリには3つのサーバー製品が含まれています。 Green Server製品は、Green Server 3000、Green Server 6000およびGreen Server 9000です。 Sentinel Server製品は、Sentinel Server 1500、Sentinel Server 3000およびSentinel Server 7000です。 Ultra Laptop製品グループ(Laptops製品グループの子)には、Ultra Z15 Laptop、Ultra Z17 LaptopおよびUltra ZX15 Laptopという製品が含まれます。
