ルーチンの概要
ルーチンは、一連のルールに基づいて特定の処理を実行するように設計されています。 営業管理者は、単純で軽量なルーチンを作成および更新して、営業担当、管理者およびデータ・スチュワードが関連する営業情報のアクションを自動化するのに役立ちます。 ルーチンはレコードをスキャンして、一定期間の条件を満たしているかどうかを評価できます。
たとえば、古いリードを取り下げたり、90日を超えてオープンされているタスクをクローズするとします。 指定したルールを満たすレコードを取得してフィルタし、トリガーに対して、それらのレコードのコンテキスト内で処理を実行するルーチンを作成します。 事前定義された特定の間隔で実行されるようにルーチンをスケジュールして、関連するルール条件も特定の時間間隔に基づいて設定できます。
ルーチンの主なコンポーネントは次のとおりです。
-
トリガー
トリガーとは、ルーチン実行プロセスを開始する事象です。 日次、週次、月次、年次などのスケジュール・イベントに基づいており、イベントに対して定期的な実行プロセスをトリガーできる場合もあります。
ノート:Redwoodユーザー・エクスペリエンスのOracle Salesユーザーは、ルーチンの実行時に指定する他のトリガーにアクセスできます。 たとえば、定義済の定型スケジュールに加えて、属性が変更されたり、レコードが作成または削除されたりするとすぐにルーチンを実行するように選択できます。
-
ルール
ルールには、処理を実行する前にレコードが満たす必要がある一連の条件が含まれます。
-
処理
処理は、ルール条件を満たすレコードに対して実行されるビジネス・タスクです。
Every day, update all leads older than 30 days to inactiveこのシナリオでは、毎日が「トリガー」で、30日より古い日付が「ルール」で、更新リードが非アクティブになるのは「アクション」です。
営業担当が次の営業オブジェクトに対してルーチン・タスクを実行するために、ルーチンがどのように役立つかを示すユースケースの例を次に示します。
オブジェクト | ユースケース | 例 |
---|---|---|
アカウント | 古いアカウントの非アクティブ化 | アカウントが5年以上更新されていない場合に、非アクティブに更新します。 要件にあわせて他のタイム・ラインを構成できます。 |
アクティビティ | オープン・アクティビティのクローズ | 期日を90日超過したタスクをクローズする処理を実行します。 |
リード | 古いリードの取下げ | 特定の期間更新されておらずランクが低い適格リードを取り下げます。 |
商談 | 商談のクローズ | クローズ日が特定の日数より古い場合は、商談ステータスを「クローズ済」に設定します。 |
ルーチンを最初から作成するか、または要件に一致する事前定義済のルーチン・テンプレートのいずれかを選択できます。