帰属レートの作成
帰属所得とは、IRS (米国内国歳入庁)のセクション79で、副次的な手当として定義されている、特定の形式の間接報酬のことを指します。 IRSでは、該当する受領者に対して規定に基づく課税を行っています。
次に例を示します。
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一定の金額を超える団体生命保険料の雇用主支払
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社用車の個人使用
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その他の非現金報酬
プランが帰属所得の対象である場合:
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プランの標準レートに加えて、帰属所得を作成する必要があります。
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帰属所得計算を記録するためのシェル・プランを作成する必要があります。
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通常は、変更レート・プロファイルを帰属レートに関連付けます。これは、帰属所得税が個人の年齢によって異なるためです。

前提条件
帰属所得を作成する前に、次のタスクを実行します。
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レートの給与エレメントを定義するには、「設定および保守」作業領域の「エレメントの管理」タスクを使用します。
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レートが変わる各年齢区分の導出要因(またはその他の要因)を定義します(20~25歳、26~30歳など)。 「プラン構成」作業領域の「導出要因の管理」タスクを使用します。
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各年齢区分の適格プロファイルを定義し、適切な導出要因を添付します。 「プラン構成」作業領域の「適格プロファイルの管理」タスクを使用します。
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特定のレートに必要なその他のオブジェクトを定義します(Formulaなど)。 Formulaを定義するには、「設定および保守」作業領域の「FastFormulaの管理」タスクを使用します。
帰属所得プランの作成
「プラン構成」作業領域の「福利厚生プラン詳細の管理」タスクを使用して、帰属所得の対象となる福利厚生プランを作成します。 「帰属所得の対象」フィールドを、このレートに対する適切な個人タイプに設定します(加入者、配偶者、扶養家族など)。
シェル・プランの作成
次の設定を使用して、帰属所得計算の結果を保持するための別のプランを作成します。 再度、「プラン構成」作業領域の「福利厚生プラン詳細の管理」タスクを使用します。
フィールド |
値 |
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プラン・タイプ |
帰属シェル |
プラン機能 |
帰属シェル |
帰属所得計算 |
帰属所得の対象となる個人タイプ:
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帰属所得計算では、雇用主が福利厚生を100パーセント支払い、従業員拠出金を計算から差し引かないことを前提としています。
変動レート・プロファイルの作成
次の設定を使用して、各変動レートの変動レート・プロファイルを作成します。 「プラン構成」作業領域の「福利厚生レートの管理」タスクを使用します。
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アクティビティ・タイプを「帰属福利厚生」に設定します。
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年齢区分に対する適切な適格プロファイルを選択します。
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計算方法を「定数」に設定します。
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レート額を入力します。
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レートに該当する追加情報を入力します。
帰属レートの作成
次の設定を使用して、帰属レートを作成します。 再度、「プラン構成」作業領域の「福利厚生レートの管理」タスクを使用します
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「標準レート」タブの「作成」メニューで、「帰属レートの作成」を選択します。
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「帰属シェル・プラン」フィールドで、前に作成したシェル・プランを選択します。
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該当する追加のレート情報を入力します。
変動レート・プロファイルを帰属レートに関連付ける
変動レート・プロファイルを選択し、帰属レートに追加します。