特定のパフォーマンス目標サブプロセスの承認をバイパスする方法
管理者は、トランザクション・コンソールでパフォーマンス目標の承認の選択的バイパスを有効にできます。 これは、パフォーマンス目標ルール・セットの既存の自動承認ルールまたは手動承認ルールを変更せずに実行できます。
組織で、パフォーマンス目標トランザクションを即時にコミットしようとしても、承認フローで処理する他のトランザクションがある場合があります。 たとえば、従業員が自分の個人目標を承認なしで管理できるようにしても、他のトランザクションはマネージャが承認できるようにしたいとします。 マネージャの承認を必要としないサブプロセスに対して、承認のバイパスを使用可能にします。
バイパス用のパフォーマンス目標サブプロセス
トランザクション・コンソールの「承認ルール」タブで「パフォーマンス目標の承認」ルールを展開すると、承認のバイパスを有効にできる次のサブプロセスが表示されます。
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共有同僚目標の追加: 従業員は、同僚が共有する目標を自分の目標プランに追加します。
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共有マネージャ目標の追加: 従業員は、マネージャと共有する目標を自分の目標プランに追加します。
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共有組織目標の追加: 従業員は、組織所有者が共有する目標を自分の目標プランに追加します。
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目標連携処理: 従業員は、自分の目標をマネージャまたは同僚の目標と連携させます。 または、組織所有者が組織と目標を共有します。
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目標取消処理: 従業員は1つ以上の目標を取り消します。
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目標コピー処理: 従業員は1つ以上の目標をコピーします。
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目標削除処理: 従業員は、1つ以上の目標を目標プランから削除します。
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目標拡張処理: 従業員は、1つ以上の目標を別の目標プランに拡張します。
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目標移動処理: 従業員は、1つ以上の目標を別の目標プランに移動します。
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目標共有処理: 従業員は自分の目標を共有します。
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目標指標の管理: 従業員は、目標指標を追加、削除または更新します。
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目標結果の管理: 従業員は、目標ターゲット結果を追加、削除または更新します。
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目標タスクの管理: 従業員は、目標タスクを追加、削除または更新します。
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組織目標の管理: 従業員は、共有組織目標の追加、更新、削除、完了、取消、移動または拡張などの処理を実行します。
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非公開目標の管理: 従業員は、非公開目標の追加、更新、コピー、削除、完了または取消などの処理を実行します。
「残りの目標処理」サブプロセスも確認できます。 これは、前にリストした目標以外の目標処理用です。 ただし、このサブプロセスに対して「承認のバイパス」を有効または無効にすることはできません。 これは、親の「パフォーマンス目標の承認」ルールの「承認のバイパス」設定のみを反映します。
パフォーマンス目標サブプロセスの承認の選択的バイパスの構成
一部の目標トランザクションの承認を選択的にバイパスする方法を次に示します。
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に移動します。
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「承認ルール」タブをクリックします。
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「パフォーマンス目標の承認」ルールを検索して選択します。
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「パフォーマンス目標の承認」ルールを展開します。
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すぐにコミットするサブプロセスの「承認のバイパス」を有効にします。
親の「パフォーマンス目標の承認」ルールに対して「承認のバイパス」を有効または無効にすると、すべてのサブプロセスに対して「承認のバイパス」が自動的に有効または無効になります。
サブプロセスのバイパス後
いずれかのサブプロセスに対して「承認のバイパス」を有効にすると、対応するパフォーマンス目標トランザクションが即座にコミットされます。 目標プランの目標に対してサブプロセス処理を実行したユーザーには、「目標プラン」ページに承認ユーザー・メッセージが表示されず、通知も受信されません。
下書き状態および承認待ち状態の目標トランザクションでは承認フローが続行され、新しい部分バイパス設定が無視されます。