ユーザー・カテゴリの概要
様々な機能要件および操作要件に基づいて、ユーザーを分類および分離できます。 ユーザー・カテゴリには、指定された設定がそのグループの全員に適用されるように、一連のユーザーをグループ化するオプションが用意されています。
ユーザーをグループ化する一般的なシナリオは次のとおりです。
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ユーザーは、セキュリティ・コンソールから自動通知を受信する際のプリファレンスが異なります。 たとえば、組織のシングル・サインオンを使用している組織の従業員は、新規ユーザーの作成、パスワードの失効またはパスワードのリセットに関するセキュリティ・コンソールからの通知を必要としません。 ただし、組織のシングル・サインオンを使用していない組織のサプライヤは、セキュリティ・コンソールからそのような通知を受信する必要があります。
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Oracle Fusion ApplicationsのREST APIを使用して、ユーザー・グループ用の外部アプリケーションを構築しました。 セキュリティ・コンソールを使用してパスワードをリセットしたり、新規ユーザーを作成するときに、このユーザー・グループを外部アプリケーションにリダイレクトする予定です。
「セキュリティ・コンソール」ページで、「ユーザー・カテゴリ」タブをクリックします。 次のタスクを実行できます。
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ユーザーのカテゴリへの分離
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次のURLの指定
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ユーザー・プリファレンスの設定
ユーザーのカテゴリへの分離
ユーザー・カテゴリを作成し、既存のユーザーを追加します。 特に指定されていないかぎり、既存のすべてのユーザーは自動的にデフォルト・ユーザー・カテゴリに割り当てられます。 要件に応じてカテゴリをさらに作成し、それらのカテゴリにユーザーを割り当てることができます。
ユーザーを割り当てることができるのは、1つのカテゴリのみです。
次のURLの指定
パスワードをリセットするたびに、ユーザーを「サインイン」ページに戻すのではなく、WebサイトまたはアプリケーションにリダイレクトするURLを指定します。 たとえば、ユーザーはパスワード・リセット要求を発行すると、パスワードをリセットするための電子メールを受信します。 新しいパスワードが認証されると、ユーザーはWebサイトまたはアプリケーションに移動できます。 何も指定されていない場合、ユーザーはOracle Applications Cloudの「サインイン」ページに移動します。 ユーザー・カテゴリごとに指定できるURLは1つのみです。
ユーザー・プリファレンスの設定
ユーザー名(サインイン時にユーザーを識別する値)の書式を選択します。 これは、選択した形式で自動的に生成されます。 オプションには、ピリオド、Eメール・アドレス、名のイニシャルとフル姓、個人番号またはパーティ番号で区切られた姓と名が含まれます。 選択した生成ルールを実装できない場合にユーザー名値の自動生成を有効にするには、チェック・ボックス「生成ルールが失敗した場合にシステム・ユーザー名を生成」を選択します。