セグメント値セキュリティに関する一般会計固有の考慮事項

一般に、ビジネス機能によるセグメント値セキュリティは、勘定体系要素を持つ一般会計製品の機能に適用され、ユーザーのセッションに対して単一のデータ・アクセス・セット・コンテキスト選択を明確に確立できます。

このような場合、対応するアクセス・レベルでユーザーが使用できる保護された勘定科目値は、一般会計ビジネス機能およびユーザーに現在選択されているデータ・アクセス・セットに対してユーザーに割り当てられている付与に基づきます。

ユーザーのデータ・アクセス・セット選択の様々な導出タイプがある一般会計機能に対して、ビジネス機能によるセグメント値セキュリティがどのように機能するかの要約を次に示します。

コア・アプリケーションで直接アクセスされる機能では、ユーザーがデータ・アクセス・セットを選択します。この選択では、保護された勘定体系の使用時に、ユーザーのビジネス機能によるセグメント値セキュリティのうち、どの付与を適用するかを判断する際のデータ・セキュリティ・コンテキストも設定されます。
ノート: データ・アクセス選択は、「データ・アクセス・セット一般」オプションのユーザーの一般会計プリファレンスにも登録されます。
スマート・ビュー、財務レポートおよびOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)などのレポート・ツールでコア・アプリケーション外部からアクセスされる機能では、ユーザーがデータ・アクセス・セットを明示的に選択しないため、ユーザーにどのセキュリティ付与が適用されるかを判断する際に、コア・アプリケーションで最後に選択されたユーザーのデータ・アクセス・セットが参照されます。
ノート: ユーザーがコア・アプリケーションでデータ・アクセス・セットの選択を切り替える場合は、スマート・ビュー、財務レポートおよびOTBIレポートでビューをリフレッシュすることが重要です。この処理でデータ・アクセス・セット選択の変更が登録され、この新しいデータ・アクセス・セット選択に基づいて関連するセキュリティ付与のセットがレポートに適用されるようになります。
複数のデータ・アクセス・セットを適用できる機能、またはデータ・アクセス・セット・コンテキストを確立できない機能については、ビジネス機能によるセグメント値セキュリティの適用方法に関するその他の考慮事項があります。データ・セキュリティ・コンテキストのない機能のトピックのいくつかの例で、これらの考慮事項について説明します。

一般会計モジュールの特定の機能でのデータ・セキュリティおよびビジネス機能によるセグメント値セキュリティ強制に関するその他の特別な考慮事項の詳細は、以降の説明を参照してください。ここでは、前に説明した特定の要点と、一般会計モジュールのセキュリティ管理のその他特定の側面について詳しく説明します。