複数ポジションに予算を使用する例
予算定義表の行1で指定されたビジネス・ユニット、部門および事業所の組合せに対して複数のポジションが存在すると仮定します。
作成しているポジションの常勤換算、ヘッドカウントおよび予算金額を入力すると、予算定義表で指定された予算の累積使用を考慮して残りの割付が計算されます。
この場合、常勤換算、ヘッドカウントおよび予算金額の残りの割付が次のように計算されます:
結果の累積値 = 現在の累積使用済値 + ユーザーが入力した値
残りの割付 = 割付済の値 - 結果の累積値
この表は例を示しています。
| パラメータ | FTE | ヘッドカウント | 予算金額 |
|---|---|---|---|
| 割付済金額 | 20 | 15 | 600,000 |
| 現在の累積使用済値 | 10 | 10 | 300,000 |
| ユーザーが入力した値 | 20 | 10 | 300,000 |
| 結果の累積値 | 10 + 20 = 30 | 10 + 10 = 20 | 300,000 + 300,000 = 600,000 |
| 残りの割付 | 20 - 30 = -10 | 15 - 20 = -5 | 600,000 - 600,000 = 0 |
ヘッドカウントが予算を超過したことを示すエラー・メッセージが表示されます。 これは、エンタープライズ構成の「ヘッド・カウント超過表示」フィールドに「エラー」が選択されているためです。
常勤換算が予算を超過したことを示す警告メッセージが表示されます。 これは、エンタープライズ構成の「常勤換算超過表示」フィールドに警告が選択されているためです。
「残りの予算金額割付」の値は0で、これは予算を超えていないことを示しています。