タスク反復のフロー・パラメータ
タスク・パラメータは、タスク送信の正常な完了に必要な情報を送信します。
タスク反復フローには、次の2つのパラメータ・セットがあります:
- 「別のタスクの送信」のパラメータ
- 複数回送信される繰返し送信タスクのパラメータ
- フローの作成時に定義されたフロー・パラメータからのタスク・パラメータ
- 繰返しFormulaからの戻りパラメータ
次のオプションのいずれかをフロー・パラメータ値として使用します。
- タスク・パラメータ名がUIに表示されるベース・フロー・パラメータ名とフロー・レベルで一致した場合は、その値が直接使用されます。
- タスク・パラメータ名がベース・フロー・パラメータ名と一致しない場合、アプリケーションではFastFormula関数を使用して、フロー・パラメータの値をタスク・パラメータとして渡します。 このFormula関数は、繰返しFormulaに組み込まれています。 たとえば、フロー・パラメータとして'Effective Date' (有効日)を定義し、対応するベース・フロー・パラメータ名が'EFFECTIVE DATE'であるとします。 アプリケーションでは、Formula関数
GET_FLOW_PARAM_VALUE ()
を使用してこのFormula関数の戻り値をタスク・パラメータ'EFFECTIVE DATE'に保存します。 Formula関数は次のとおりです。*EFFECTIVE DATE=GET_FLOW_PARAM_VALUE
('Effective Date')
タスク・パラメータを定義するときは、適切なパラメータ基準を指定します。
- 「有効日」や「開始日」のような静的パラメータには、パラメータ基準値の「フローにバインド」を指定できます。
- 「給与法定ユニットID」のような動的パラメータはデータベース表から導出されます。 したがって、パラメータ基準値の「フロー・タスクにバインド」または「コンテキスト・バインド」を指定できます。
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フロー・タスク・パラメータに特定の名前を定義した場合は、繰返しFormulaで同じ名前が使用されていることを確認する必要があります。
算式出力の繰返しフローでは、別のジョブ発行が必要かどうかが決定されます。
たとえば、「年度末給与計算結果のアーカイブ」プロセスの場合は、次のパラメータが静的パラメータとして定義されています。
- 有効日
- 開始日
- 課税年度日付
- 繰返しカウンタ
繰返しカウンタは、アプリケーションによって維持される静的変数です。 反復プロセスで、このパラメータは各送信後に1ずつ増分されます。
この例では、各送信の動的パラメータは次のとおりです。
- 給与法定ユニットID
- 繰返しフロー
ただし、課税年度を動的パラメータとして定義して、様々な年度のレポートを生成することもできます。