会社間組織の管理

「会社間組織の管理」タスクによって、会社間組織を定義し、法的エンティティに割り当てることができます。会社間組織は、会社間トランザクションの送り側または受け側のいずれかとして機能できます。

オプションで、請求書生成が必要な場合は、組織に売掛管理および買掛管理ビジネス・ユニットを割り当てます。指定したビジネス・ユニットに対して、Oracle Fusion ReceivablesおよびOracle Fusion Payablesで請求書が生成されます。

会社間トランザクションは、アクセス権のある組織に対してのみ開始できます。アプリケーションの構成後に新しい組織が追加された場合、会社間会計担当または管理者は、適切なユーザーにアクセス権が付与されていることを確認する必要があります。

オープン・トランザクションが存在せず、組織のすべてのトランザクションが「新規」または「完了」ステータスのいずれかである場合、その組織を使用不可にできます。

法的エンティティ

各会社間組織は法的エンティティに関連付けられている必要がありますが、複数の組織を1つの法的エンティティに関連付けることができます。

売掛管理ビジネス・ユニットおよび買掛管理ビジネス・ユニット

使用可能なビジネス・ユニットは、選択した法的エンティティが属する元帳に関連付けられているビジネス・ユニットです。この割当てはオプションですが、組織が会社間請求書を必要とする会社間活動に携わっている場合は必要です。

誤った売掛管理ビジネス・ユニットまたは買掛管理ビジネス・ユニットを入力した場合は、組織が会社間トランザクションで未使用であるかぎり、トランザクション・ステータスに関係なくそれらを修正できます。

組織固有のレート・タイプ

会社間組織の換算レート・タイプを定義できます。このレート・タイプは、バッチ・ベースの会社間トランザクションが、請求のために一般会計または売掛管理および買掛管理に転送されるときに、元帳通貨で計上済金額を生成するために使用されます。

これにより、会社間トランザクションで送り側または受け側に対して異なるレート・タイプを使用できます。これは、国固有または規制当局固有のレート・タイプを使用することが義務づけられている国または地域のエンティティでグローバルな事業を展開する組織で、会社間トランザクションを再発注するのに役立ちます。

ノート:

組織固有のレート・タイプは、バッチ・ベースの会社間トランザクションにのみ適用できます。

会社間組織の短縮コード

短縮コードは、会社間組織ごとに定義する必要がある追加属性です。短縮コードを利用して、複数階層フローで自動生成されたトランザクション番号を導出します。