2.1.1 ワークスペース管理の概要。
ワークスペース管理者は、開発者が利用できるすべての権限および特権を持ち、ワークスペースに固有の管理者タスクを管理します。
Oracle APEXでは、ユーザーはワークスペースという作業用の共有領域にサインインします。ワークスペースでは、オブジェクト、データおよびアプリケーションをプライベートに保持しながら、同一のAPEXのインストール内で複数のユーザーが作業できます。この柔軟なアーキテクチャによって、単一のデータベース・インスタンスで何千ものアプリケーションを管理できます。
ワークスペース内では、エンド・ユーザーは既存のデータベースまたはWebシート・アプリケーションのみ実行できます。開発者は、アプリケーションの作成と編集、ワークスペース・アクティビティの監視、ダッシュボードの表示が可能です。APEXには、2つの管理者ロールが含まれています。
- ワークスペース管理者は、ワークスペースに固有の管理タスクを実行するユーザーです。
- インスタンス管理者は、複数のワークスペースが含まれている可能性のある、ホスティングされたAPEXインスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。
ワークスペース管理者は、パスワードのリセット、製品情報と環境情報の表示、エクスポート・リポジトリの管理、保存された対話モード・レポートの管理、ワークスペース・サマリー・レポートの表示、Webシート・データベース・オブジェクトの管理を行うことができます。また、ワークスペース管理者は、サービス・リクエストの管理、ワークスペース・プリファレンスの構成、ユーザー・アカウントの管理、ワークスペース・アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示も行います。
親トピック: ワークスペース管理の理解