33.1 ADD_FILTERプロシージャのシグネチャ1
このプロシージャは、レポートIDを使用して、対話グリッドにフィルタを作成します。
ノート:
ページ・レンダリング・プロセスでこのプロシージャを使用すると、レポートのダウンロード問題(CSV、HTML、電子メールなど)が発生します。ユーザーがレポートをダウンロードすると、対話グリッドでは、REQUEST
値のダウンロード形式でページがリロードされます。対話グリッドの設定の変更(フィルタの追加やレポートのリセットなど)は、Ajaxリクエストで実行されます。したがって、ダウンロード・データがユーザーが参照しているレポート・データと一致しないことがあります。このため、ページ送信プロセスでのみこのプロシージャを使用することをお薦めします。
構文
APEX_IG.ADD_FILTER (
p_page_id IN NUMBER,
p_region_id IN NUMBER,
p_filter_value IN VARCHAR2,
p_column_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_operator_abbr IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_is_case_sensitive IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
p_report_id IN NUMBER DEFAULT NULL )
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
p_page_id |
対話グリッドが含まれている現在のOracle APEXアプリケーションのページ。 |
p_region_id |
対話グリッド・リージョン(ID)。 |
p_filter_value |
フィルタ値。この値は、演算子N およびNN には使用されません。
|
p_column_name |
フィルタ処理されるレポートSQL列名または列の別名。 |
p_operator_abbr |
フィルタ・タイプ。有効な値は次のとおりです。
|
p_is_case_sensitive |
行検索フィルタの大/小文字の区別。この値は、
|
p_report_id |
カレント・アプリケーション・ページで保存したレポートID。p_report_id がNULLの場合、最後に表示されたレポート設定にフィルタが追加されます。
|
例1
次の例に、ADD_FILTER
プロシージャを使用して、カレント・アプリケーションのページ1、リージョン3335704029884222
でレポートIDが901029800374639010
の対話グリッドをDEPTNO
が30
でフィルタ処理する方法を示します。
BEGIN
APEX_IG.ADD_FILTER(
p_page_id => 1,
p_region_id => 3335704029884222,
p_filter_value => '30',
p_column_name => 'DEPTNO',
p_operator_abbr => 'EQ',
p_report_id => 901029800374639010);
END;
例2
次の例では、ADD_FILTER
プロシージャを使用して、カレント・アプリケーションのページ1、リージョン3335704029884222
でレポートIDが901029800374639010
の対話グリッドを、大/小文字が区別される単語Salary
が格納される行でフィルタ処理する方法を示します。
BEGIN
APEX_IG.ADD_FILTER(
p_page_id => 1,
p_region_id => 3335704029884222,
p_filter_value => 'Salary',
p_is_case_sensitive => true,
p_report_id => 901029800374639010);
END;
親トピック: APEX_IG