15.12 CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_Bプロシージャ(バインド・バージョンなし)

バルク操作を使用して、指定された問合せからコレクションを作成します。

このメソッドは、CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYメソッドよりも非常に高速です。問合せはアプリケーション所有者として解析されます。同じ名前のコレクションが、カレント・アプリケーションIDの同じセッション内にカレント・ユーザー用として存在すると、アプリケーション・エラーが発生します。

このプロシージャは、バルク動的SQLを使用して、名前付きコレクションにフェッチ操作と挿入操作を実行します。このプロシージャには、2つの制限事項があります。

  1. メンバー・データに対してMD5チェックサムは計算されません。
  2. 問合せp_queryの列値は、2,000バイト以内である必要があります。列値が2,000バイトを超える行がある場合は、実行中にエラーが発生します。Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.1)以降では、この列の制限は4,000バイトです。

構文

 APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_B (
    p_collection_name   IN VARCHAR2,
    p_query             IN VARCHAR2,
    p_max_row_count     IN NUMBER   DEFAULT NULL )

パラメータ

パラメータ 説明
p_collection_name コレクションの名前。最大長は255文字です。このコレクションが、カレント・ユーザーの指定された名前で、同じセッションに存在すると、エラーが戻されます。
p_query コレクションのメンバーを移入するために実行する問合せ。
p_max_row_count p_queryの問合せから戻され、コレクションに追加される行の最大数。

次の例では、EMPLOYEESという名前のコレクションを作成し、EMP表のデータを移入します。

DECLARE
    l_query varchar2(4000);
BEGIN
    l_query := 'select empno, ename, job, sal from emp';
    APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_B (
        p_collection_name => 'EMPLOYEES',
                  p_query => l_query );
END;