20.1.4 ワークフロー・コンソール、ワークフローの詳細およびワークフロー・ダッシュボードについて
「ワークフロー・コンソール」には、特定のレポート・コンテキストのすべてのワークフローが表示されます。「ワークフローの詳細」には、特定のワークフロー・インスタンスの詳細が表示されます。ワークフロー・ダッシュボードには、特定のレポート・コンテキスト内のすべてのワークフローの分析が表示されます。
ページの作成ウィザードを使用してワークフロー・コンソールを作成すると、ウィザードによってアプリケーションに2つのページが作成されます。1つは指定のレポート・コンテキストのすべてのワークフローを含む概要ページ、もう1つはユーザーが概要ページからワークフローを選択したときに開く詳細パネルです。「ダッシュボード・ページを含める」オプションを選択すると、ウィザードにより、特定のレポート・コンテキストのワークフロー・パフォーマンスとワークフロー状態を比較するチャートを含むダッシュボード・ページも作成されます。
3つのページはすべて、ページ・デザイナでさらにカスタマイズできます。
ワークフロー・コンソール・ページ
「ワークフロー・コンソール」では、ワークスペース・ユーザーがワークフロー・インスタンスを表示および管理できます。ワークフロー・コンソールの構成時には、様々なレポート・コンテキストを選択できます:
- マイ・ワークフロー: ワークフロー所有者用
- 管理ワークフロー: ワークフロー管理者用
- 自分で開始: ワークフロー・イニシエータ用
ワークフローの詳細ページ
「ワークフローの詳細」ページには、次の情報が表示されます:
- アクティビティ・インスタンスとその状態
- アクティビティが開始、完了、再試行、失敗または終了したタイミング
- ワークフロー・インスタンスの変数(ワークフロー管理者は編集できます)
ヒント:
「ワークフローの詳細」ページには、変数のVARCHAR2
表現が表示されます。CLOB
変数の場合、ワークフローの詳細ページには、VARCHAR2
制限内に収まるCLOB
のセクションが表示されます。 - ワークフロー・インスタンスのパラメータ
- ワークフロー・インスタンス(該当する場合は親ワークフローおよび親アクティビティ・インスタンスを含む)の監査履歴
- (オプション)ワークフローの読取り専用の視覚的表現
- (起動されたワークフローのみ)親ワークフローの詳細に移動するためのボタン
ワークフローの詳細ページには、ワークフロー・ダイアグラム・リージョンが含まれます。ワークフロー・ダイアグラム・リージョンは、ワークフロー・インスタンスの読取り専用の視覚的表現です。ワークフロー・インスタンスとすでに完了したアクティビティの進捗が表示されます。
ワークフロー・ダッシュボード・ページ
ワークフロー・ダッシュボード・ページには、特定のワークフローの様々な情報タブが表示されます:
- 状態別ワークフロー - 状態別のワークフローの分布を示す円グラフが表示されます。特定の状態をクリックすると、その状態にあるワークフロー・インスタンスの数が表示されます。
- アクティブなワークフロー - アクティブまたは一時停止状態のワークフローの数が表示されます。特定のワークフローをクリックすると、特定のアクティビティで待機しているワークフロー・インスタンスの数が表示されます。
- 障害が発生したワークフロー - 失敗状態のワークフローの数が表示されます。特定のワークフローをクリックすると、特定のアクティビティで障害が発生したワークフロー・インスタンスの数が表示されます。
- パフォーマンス - ワークフローの平均完了時間が表示されます。「時間単位」ドロップダウン・リストを使用して、チャートの時間単位を変更します。
親トピック: ワークフローについて