20.1.1 ワークフロー・バージョンについて

ワークフロー・バージョンは、開発中アクティブまたは非アクティブの3つの異なる状態になります。

ワークフロー・バージョンとは、ワークフロー定義の特定のバージョンを指します。ワークフロー・バージョンには、3つのタイプがあります:
  • 開発中のワークフローは編集可能ですが、開発者セッションでのみ実行できます。同時に開発中にできるワークフローのバージョンは1つのみです。
  • アクティブのワークフローは部分的に編集可能です。同時にアクティブにできるワークフローのバージョンは1つのみです。アクティブのワークフローは開発中に戻すことはできません。
  • 非アクティブのワークフローはアクティブでなくなっています。ワークフローの非アクティブ・バージョンは、新しいワークフロー・インスタンスの開始には使用できません。ワークフローの複数のバージョンを同時に非アクティブにできます。非アクティブのワークフローは削除できます。非アクティブのワークフロー定義を削除すると、それに関連付けられたワークフロー・インスタンスも削除されます。

    ノート:

    現在実行中のワークフロー・インスタンスは、そのインスタンスが基づいているワークフロー定義がインスタンスの実行中に非アクティブになったとしても、完了するまで継続して実行されます。
ワークフロー・バージョンを作成すると、そのバージョンは開発中になります。ワークフロー・モデルに問題がなければ、ワークフロー・バージョンをアクティブに移行できます。開発バージョンをアクティブに移行すると、APEXは、現在アクティブのワークフローを非アクティブに移行します。非アクティブのワークフローは削除または複製できます。

開発者セッションで実行中のアプリケーションの場合、APEXはワークフローの開発バージョンを使用して新しいワークフロー・インスタンスを開始します。それ以外の場合、APEXはワークフローのアクティブ・バージョンを使用します。