18.8.4.5 AIを使用してテキストを生成する動的アクションの作成

生成AIサービスからのテキスト・レスポンス生成の動的アクションを作成します。

ノート:

AIによるテキスト生成の動的アクションを追加する前に、「アプリケーションへの生成AIの組込みについて」で説明されているステップを完了しておく必要があります。生成AIサービスの作成またはアプリケーションの編集を行わないと、AI属性はエラーになります。

次の単純な例では、AIを呼び出しユーザー・コンテンツに基づいて1回かぎりのテキスト・レスポンスを生成する、ボタンにフックされた動的アクションを作成します。この例では、限られた数の属性のみを示しています。この例では、アプリケーションとページがすでに作成されていることを前提としています。

AIサービスからの1回かぎりのテキスト・レスポンスを生成する動的アクションを追加するには:

  1. アプリケーション・ページに移動します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. AIという名前のリージョンを作成してボタンとアイテムを含めます:
    1. 「本文」を右クリックし、コンテキスト・メニューから「リージョンの作成」を選択します。
      ページ・デザイナで、リージョン属性を編集します。
    2. 識別、名前 - リージョン名を入力します。タイトル属性が空の場合は、リージョン名が実行時リージョン・タイトルとして使用されます。たとえば、AIと入力します。
  3. ボタンを作成します:
    1. 作成したリージョンを右クリックし、コンテキスト・メニューから「ボタンの作成」を選択します。
      ページ・デザイナで、ボタン属性を編集します。
    2. 識別、ボタン名 - クリックされているボタンの参照に使用される名前を入力します。この名前はボタンの参照に使用されます。たとえば、GENERATE_TEXTと入力します。
  4. 「入力値」アイテムを作成します:
    1. 先ほど作成したリージョンを右クリックし、コンテキスト・メニューから「ページ・アイテムの作成」を選択します。
      ページ・デザイナで、アイテム属性を編集します。
    2. 「識別」、「アイテム名」 - クリックされているボタンを参照するために使用する名前を入力します。この名前はボタンの参照に使用されます。たとえば、P2_REQUESTと入力します。
  5. 「レスポンスの使用」アイテムを作成します:
    1. 先ほど作成したリージョンを右クリックし、コンテキスト・メニューから「ページ・アイテムの作成」を選択します。
      ページ・デザイナで、アイテム属性を編集します。
    2. 「識別」、「アイテム名」 - クリックされているボタンを参照するために使用する名前を入力します。この名前はボタンの参照に使用されます。たとえば、P2_RESPONSEと入力します。
  6. ユーザーがボタンをクリックしたときに起動する動的アクションを作成します:
    1. 左ペインで「動的アクション」タブをクリックします。
    2. 「イベント」で、「クリック」を右クリックし、「動的アクションの作成」を選択します。

      左ペインに「新規」という名前の動的アクションが表示されます。プロパティ・エディタに動的アクション属性が表示されます。

  7. プロパティ・エディタで、動的アクション属性を編集します:
    1. 指定、名前 - 動的アクションの名前を入力します。たとえば、Generate Text with AIと入力します。
    2. 時期、イベント - 動的アクションを起動するイベントを指定します。この例では、デフォルトの「クリック」を受け入れます
    3. 時期、選択タイプ - イベントのトリガーに使用するページ要素または構成体のタイプを選択します。この例では、「ボタン」を選択します。
    4. タイミング、ボタン - イベントをトリガーするページ要素または構成体のタイプを選択します。この例では、以前に作成したボタンGENERATE_TEXTを選択します。
  8. Trueアクション「表示」を編集します。「動的アクション」タブで、「表示」アクションをクリックします。

    プロパティ・エディタにアクション属性が表示されます。

  9. 識別、アクション - 実行するアクションを選択します。「AIによるテキストの生成」を選択します。
  10. 生成AIの属性:
    1. 生成AI、サービス - AIアシスタントで使用される生成AIサービスを選択します。「アプリケーション・デフォルト」では、「AI」ページのアプリケーション属性で指定した生成AIサービスが使用されます。「アプリケーションのAI属性の構成」を参照してください。
    2. 生成AI、システム・プロンプト - AIアシスタントで使用されるシステム・プロンプトを指定します。システム・プロンプトは、AIにコンテキストを提供します。

      この例の場合は、次のように入力します。:

      Given a user input with a recipe name, reply by just providing a formatted shopping list

  11. 「入力値」の属性:
    1. 「入力値」、「タイプ」 - どのようにAIへの入力値を提供するかを選択します。この例では、「アイテム」を選択します。
    2. 「入力値」、「アイテム」 - 「P2_REQUEST」を選択します。
  12. 「レスポンスの使用」の属性:
    1. 「レスポンスの使用」、「タイプ」 - AIによって生成されたテキストをどこに返す必要があるかを選択します。この例では、「アイテム」を選択します。
    2. 「レスポンスの使用」、「アイテム」 - 「P2_RESPONSE」を選択します。
  13. そのページを表示します。「ページの保存と実行」をクリックします。
    「AI」ページが表示されます。
  14. そのページをテストします:
    1. リクエスト - Tacosと入力します
    2. テキストの生成ボタンをクリックします。

      「レスポンス」フィールドにtacos (タコス)のための買い物リストが表示されます。