27.11.1 エンタープライズ・スケジューラを使用するための前提条件

  • グラフ・サーバー(PGX)のエンタープライズ・スケジューラ機能を使用するには、次のシステム前提条件を満たしていることを確認してください:
    • オペレーティング・システム: Linux (x86_64)
    • 次のライブラリ・ファイルが必要です:
      • GNU Cライブラリ - libc.so.6 (GLIBC_2.6)
      • GNU動的リンカー/ローダー - ld-linux-x86-64.so.2 (GLIBC_2.3)
      • POSIXスレッド・ライブラリ - libpthread.so.0 (GLIBC_2.3.2)
      • 標準数学ライブラリ - libm.so.6 (GLIBC_2.2.5)
      • リアルタイム拡張ライブラリ - librt.so.1 (GLIBC_2.2.5)
      • NUMAポリシー・サポート・ライブラリ - libnuma.so.1 (libnuma_1.2)
      • GCC低レベル・ランタイム・ライブラリ - libgcc_s.so.1 (GCC_3.4)
      • GNU C++ライブラリ - libstdc++.so.6 (GLIBCXX_3.4.19およびCXXABI_1.3.5)
  • 次のように、pgx.confファイルでschedulerパラメータを設定します:

    "scheduler": "enterprise_scheduler"

ノート:

エンタープライズ・スケジューラを使用する場合、ログ・ファイルでグラフ・サーバー(PGX)が次のエラー・メッセージ(エンタープライズ・スケジューラのバックエンドはこのシステムでサポートされていません)で起動できない場合は、サーバーが基本スケジューラにフォールバックしないことに注意してください。

基本スケジューラを使用する場合は、次のようにpgx.confファイルでスケジューラ・パラメータを設定する必要があります:

"scheduler": "basic_scheduler"