27.4.2 セッション・アイドル・タイムアウトの更新

セッションのアイドル・タイムアウト値を構成できます。

セッション・アイドル・タイムアウトは、タスクをグラフ・サーバー(PGX)に送信せずにセッションがアクティブのままである期間を決定します。idleTimeout値は、セッションの作成時に設定されます。値を指定しない場合、サーバーはpgx.conf構成ファイルで指定されたsession_idle_timeout_secs値を使用します。session_idle_timeout_secs構成のデフォルト値はゼロです。これは、タイムアウトが非アクティブになり、サーバーが実行されているかぎりセッションを無期限にアクティブのままにできることを意味します。

setSessionIdleTimeout APIを使用して、セッションの作成時に設定されたセッションidleTimeout値をオーバーライドできます。セッションidleTimeoutを正のゼロ以外の値に変更すると、タイムアウト・ジョブが再アクティブ化されます。

PGX_SESSION_SET_IDLE_TIMEOUT権限を持つすべての通常のグラフ・ユーザーは、次の例に示すように、PgxSession#setSessionIdleTimeout APIを使用して現在のセッションのタイムアウト値を更新できます。

ノート:

PGX_SESSION_SET_IDLE_TIMEOUT権限は、デフォルトでGRAPH_DEVELOPERロールに付与されます。詳細は、「認証にOracle Databaseを使用するための基本ステップ」を参照してください。
opg4j> session.setSessionIdleTimeout(10L, TimeUnit.SECONDS)
session.setSessionIdleTimeout(10L, TimeUnit.SECONDS);
session.set_session_idle_timeout(10, "seconds")

PGX_SERVER_MANAGE権限を持つグラフ・サーバー管理者は、PgxInstance#setSessionIdleTimeout APIを使用して他のセッションのタイムアウト値を次のように更新できます。

ノート:

PGX_SERVER_MANAGE権限は、デフォルトでGRAPH_ADMINISTRATORロールに付与されます。詳細は、「認証にOracle Databaseを使用するための基本ステップ」を参照してください。
opg4j> instance.setSessionIdleTimeout("<session_id>", 10L, TimeUnit.SECONDS)
instance.setSessionIdleTimeout(session_id, 10L, TimeUnit.SECONDS);
instance.set_session_idle_timeout('session_id', 10, 'seconds')