4.3.3.1 ALTER ALERT

このコマンドは、Oracleアラートを作成または変更します。

構文

ALTER ALERT
   { RECIPIENTS='recipients'
     FROMNAME='from_name'
     FROMEMAIL=from_email
     SMTPHOST=smtp_host
     [ SSL=uses_ssl ]
     [ PORT=smtp_port ]
   | SNMPHOST=snmp_host
     [ PORT=snmp_port ]
     [ COMMUNITY=snmp_community ]
   | ASRHOST=asr_host
     CONTACT=asr_contact
     EMAIL=asr_email
     MOSACCOUNT=asr_mos_account
     [ PROXYHOST=asr_proxy_host ]
     [ PROXYPORT=asr_proxy_port ]
     [ PROXYUSER=asr_proxy_user ] 
   | [ EMAIL=ocm_email ]
     [ HUBHOST=ocm_hub_host ]
     [ HUBUSER=ocm_hub_user ]
     [ PROXYHOST=ocm_proxy_host ]
     [ PROXYPORT=ocm_proxy_port ]
     [ PROXYUSER=ocm_proxy_user ]
   | EMBASE=em_base
     [ OMSHOST=oms_host ]
     PORT=oms_port }
WHERE
   { ID=alert_id |
     TYPE=alert_type |
     HOSTNAME=host_name TYPE=alert_type |
     CLUSTERNUMBER=cluster_number TYPE=alert_type |
     CLUSTERNAME=cluster_name TYPE=alert_type |
     CLUSTERID=cluster_id TYPE=alert_type }

引数

アラート・タイプに応じて様々な属性を指定できます。

  • SMTPアラートの場合:

    • RECIPIENTS:電子メール・アドレスのリストを指定します。リスト・エントリはスペースまたはカンマで区切り、リストは一重引用符で囲みます。

    • FROMNAME:電子メール送信ユーザーの名前を一重引用符で囲んで指定します。

    • FROMEMAIL:電子メール送信ユーザーの電子メール・アドレスを指定します。

    • SMTPHOST: SMTP電子メール・サーバーのホスト名を指定します。

    • SSL: オプションで、SSLを使用する場合はtrueに設定します。デフォルト値はfalseです。

    • PORT: オプションで、SMTP電子メール・サーバー・ポートを指定します。デフォルト値は25です。

  • SNMPアラートの場合:

    • SNMPHOST: SNMPサーバーのホスト名を指定します。

    • PORT: オプションで、SNMPサーバー・ポートを指定します。デフォルト値は162です。

    • COMMUNITY: オプションで、SNMPコミュニティ値を指定します。デフォルト値はpublicです。

  • Oracle Auto Service Request (ASR)アラートの場合:

    • ASRHOST: ASRサーバーのホスト名を指定します。

    • CONTACT: ASRの担当者名を指定します。

    • EMAIL: ASRの電子メール・アドレスを指定します。

    • MOSACCOUNT: ASR My Oracle Support (MOS)の電子メール・アドレスを指定します。

    • PROXYHOST:オプションで、ASRサーバーに接続するためのプロキシ・ホスト名を指定します。

    • PROXYPORT: オプションで、ASRサーバーに接続するためのプロキシ・ポートを指定します。

    • PROXYUSER: オプションで、ASRサーバーに接続するためのプロキシ・ユーザー名を指定します。

  • Oracle Configuration Manager (OCM)アラートの場合:

    • EMAIL: OCM電子メール・アドレスを指定します。

    • HUBHOST: OCMハブのホスト名を指定します。

    • HUBUSER: OCMハブ・ユーザー名を指定します。

    • PROXYHOST: オプションで、OCMハブに接続するためのプロキシ・ホスト名を指定します。

    • PROXYPORT: オプションで、OCMハブに接続するためのプロキシ・ポートを指定します。

    • PROXYUSER: オプションで、OCMハブに接続するためのプロキシ・ユーザー名を指定します。

  • Oracle Enterprise Manager (EM)アラートの場合:

    • EMBASE: オプションで、EMベース・ディレクトリを指定します。デフォルト値は/u01/app/oracle/product/EMbaseです。

    • OMSHOST: Oracle Management Server (OMS)のホスト名を指定します。

    • PORT: オプションで、OMSサーバー・ポートを指定します。デフォルト値は4900です。

WHERE句には、次の引数を使用できます。

  • ID: 既存のアラートのes.xml IDを指定します。

  • TYPE: アラート・タイプ(SNMPSMTPASROCMまたはEM)を指定します。

  • HOSTNAME: ターゲット・サーバーのホスト名を指定します。

  • CLUSTERNUMBER : 1から始まる、es.xml内のクラスタ番号を指定します。

  • CLUSTERNAME : クラスタの名前を指定します。

  • CLUSTERID : クラスタのes.xml IDを指定します。