1.10.1 Oracle Exadataラックのネットワーク接続要件

設置前に、ネットワーク・ケーブルを既存のネットワーク・インフラストラクチャから設置場所に通しておく必要があります。Oracle Exadataを既存のネットワーク・インフラストラクチャに接続するための要件は次のとおりです。

ネットワーク 接続の要件

管理ネットワーク

  • 必須: 管理ネットワーク・スイッチ用の1つのアップリンク。

  • 推奨: 配電ユニット(PDU)のリモート監視用の2つのアップリンク。

  • オプション: 個別のILOMネットワークを使用している場合は、データベース・サーバーまたはストレージ・サーバーごとのILOM用に1つのアップリンク。
  • X2モデルの場合のみ: KVMスイッチ用に1つのアップリンク。

クライアント・ネットワーク

  • 結合ネットワーク構成の場合: データベース・サーバーごとに2つのアップリンク。

  • 非結合ネットワーク構成の場合: データベース・サーバーごとに1つのアップリンク。

    ノート: 非結合ネットワーク構成はOracle Exadata X7以降のシステムではサポートされていません。

追加ネットワーク

  • 結合ネットワーク構成の場合: データベース・サーバーおよび追加ネットワークごとに2つのアップリンク。

  • 非結合ネットワーク構成の場合: データベース・サーバーおよび追加ネットワークごとに1つのアップリンク。

    ノート: 非結合ネットワーク構成はOracle Exadata X7以降のシステムではサポートされていません。

RDMAネットワーク・ファブリック(プライベート・ネットワーク)

アップリンクは必要ありません。RDMAネットワーク・ファブリックは、Oracle Exadata内で完全に自己完結しています。

Oracle Exadata Storage拡張ラックにも同じ要件が適用されます。ただし、Oracle Exadata Storage拡張ラックにはデータベース・サーバーが含まれていないため、対応するデータベース・サーバーのアップリンク要件はありません。