6.16.3 デフォルト以外のルート・パスワードがあるシステムでのOracle Exadata Deployment Assistantの使用

-pオプションを使用して、rootパスワードを必要なデフォルト値にリセットするかわりにパスワードの入力を求めることができます。

2016年11月のリリースから、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)ではデフォルト以外のrootパスワードがすでにあるOracle Exadataラックでのデプロイメントがサポートされます。rootパスワードをデフォルトに戻さなくても、デプロイメントを実行できます。以前のリリースでは、OEDAでは Oracle Exadataラックのすべてのサーバーでrootパスワードがデフォルトである必要がありました。

新しい非デフォルト・パスワード機能では、rootパスワードはラック内の各ノードで異なる値を持つことができます。すでにデフォルト以外のパスワードが設定されている場合は、OEDAを実行するときに、既存のコマンドライン・オプションに-pオプションを追加します。次に例を示します:

./install.sh -cf <config.xml> -s 1 -p

-pオプションを指定すると、OEDAによりrootパスワードの入力を求められます。正しいパスワードを入力していることを必ず確認してください。誤ったパスワードを入力するとrootアクセスが10分間できなくなり、ログインの試行に5回失敗するとサーバーがロックされてしまいます。

関連トピック

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