10.3 ExaCLIで使用するユーザーの作成

ExaCLIを使用するには、リモート・ノード上でユーザーを作成する必要があり、そのユーザーに対してそのユーザーにふさわしい権限を持つロールを割り当てる必要があります。

  • リモート・ノード上でDBMCLIまたはCellCLIを使用して、ユーザーとロールを作成し、権限を付与します。

    ノート:

    セルまたはデータベース・ノード上でユーザーを作成する場合、そのユーザーのパスワードは、8~40文字の英数字または特殊文字(!@#$%^&*()-_)にして、数字、小文字および大文字をそれぞれ少なくとも1文字使用する必要があります。新しいパスワードをユーザーの現在のパスワードと同じにすることはできません。

例10-8 ExaCLIで使用するためのすべての権限を持つユーザーの作成および構成

DBMCLI (データベース・ノードの場合)またはCellCLI (セル・ノードの場合)を使用して、リモート・ノードでユーザーとロールを作成します。これは、ExaCLIを使用してリモート・ノードに接続することを許可されるユーザーです。ロールを使用してユーザーに権限を割り当てます。

  • データベース・ノードの例:

    次の例では、administratorロールを作成して、そのロールにすべての権限を付与します。その後、dbadministratorというユーザーを作成して、そのユーザーにadministratorロールを付与します。

    DBMCLI> CREATE ROLE administrator
    DBMCLI> GRANT PRIVILEGE ALL ACTIONS ON ALL OBJECTS ALL ATTRIBUTES -
    WITH ALL OPTIONS TO ROLE administrator
    DBMCLI> CREATE USER dbnodeadministrator password=*
    DBMCLI> GRANT ROLE administrator TO USER dbnodeadministrator
  • セル・ノードの例:

    この例では、administratorロールを作成して、そのロールにすべての権限を付与します。その後、celladministratorというユーザーを作成して、そのユーザーにadministratorロールを付与します。

    CellCLI> CREATE ROLE administrator
    CellCLI> GRANT PRIVILEGE ALL ACTIONS ON ALL OBJECTS ALL ATTRIBUTES -
    WITH ALL OPTIONS TO ROLE administrator
    CellCLI> CREATE USER celladministrator password=*
    CellCLI> GRANT ROLE administrator TO USER celladministrator

例10-9 ExaCLIでのセル監視用セル・ノード・ユーザーの作成

この例では、オブジェクトの詳細を表示する権限のみを持つcellmonというユーザーを作成します。

CellCLI> CREATE ROLE monitor
CellCLI> GRANT PRIVILEGE list ON ALL OBJECTS ALL ATTRIBUTES -
WITH ALL OPTIONS TO ROLE monitor
CellCLI> CREATE USER cellmon password=*
CellCLI> GRANT ROLE monitor TO USER cellmon

例10-10 ExaCLIでのノード監視用データベース・ノード・ユーザーの作成

この例では、オブジェクトの詳細を表示する権限を持つdbnodemonというユーザーを作成します。

DBMCLI> CREATE ROLE monitor
DBMCLI> GRANT PRIVILEGE list ON ALL OBJECTS ALL ATTRIBUTES -
WITH ALL OPTIONS TO ROLE monitor
DBMCLI> CREATE USER dbnodemon password=*
DBMCLI> GRANT ROLE monitor TO USER dbnodemon