9.4 DBMCLIオブジェクト・タイプについて

次に示すOracle Exadata System Softwareオブジェクト・タイプは、DBMCLIオブジェクト・コマンドで使用できます。

  • ALERTDEFINITION — アラート定義では、データベース・サーバーで生成可能なすべてのアラートの定義が提供されます。アラートはメトリックおよびその他のアラートのソースで定義されます。

  • ALERTHISTORY — アラート履歴では、データベース・サーバーで発生したアラートのリストが提供されます。

  • DBSERVER — 現行のデータベース・サーバーまたはローカル・データベース・サーバー。

  • DIAGPACK — diagpackは$LOG_HOMEの圧縮ファイルを表し、ログ・ファイルおよびトレース・ファイルを含みます。

  • IBPORT — データベース・サーバーに対するInfiniBandネットワーク・ファブリック・ポート。

    ノート:

    このコマンドは、RoCEネットワーク・ファブリックを使用するOracle Exadataサーバーでは機能しません。
  • LUN — 論理ユニット番号(LUN)は、物理ディスク・デバイスのRAIDセットに対するアドレスです。LUNは、サーバーの起動時に自動的に検出されます。LUNは、ディスクを最初に作成した際、またはシステムの再起動後にディスクが検出された際に、対応するディスクに割り当てられます。ディスクに未割当てのLUNは、NULL値です。

  • METRICCURRENT — 現在のメトリックは、各メトリックの現在値の観測データのセットです。

  • METRICDEFINITION — メトリック定義は、メトリックの構成です。

  • METRICHISTORY — メトリック履歴は、すべてのメトリック値の過去の各観測データを収集したものです。

  • PHYSICALDISK — ディスクは、サーバー上の物理ディスクと呼ばれます。

  • PRIVILEGE — ロールに割り当てられた権利または権限。

  • ROLE — 関連する権限の名前付きグループ。

  • THRESHOLD — しきい値は、特定のメトリックに基づいてステートフル・アラートを生成するためのルールです。このルールでは、境界値(しきい値)が設定され、メトリック値がこれらの境界値を超えた場合にアラートが生成されるまでの時間が設定されます。

  • USER — DBMCLIを使用してコンピュート・ノードを管理できるアカウントです。

コマンド・オブジェクトには、組み合せることができないものがあります。コマンド・オブジェクトの有効な組合せについては、それぞれのオブジェクト・コマンドの構文を確認してください。