3.4 Oracle Exadata Storage Serverのフラッシュ・ディスクの保守
データはExadataセル間でミラー化され、書込み操作が少なくとも2つのストレージ・セルに送信されます。Oracle Exadata Storage Serverのフラッシュ・カードに問題が発生すると、別のOracle Exadata Storage Serverのミラー化されたデータによって読取りおよび書込み操作が実行されます。アプリケーションでサービスの中断は発生しません。
ライトバック・モード時にフラッシュ・カードに障害が発生すると、Oracle Exadata System Softwareは、ミラー・コピーからデータを読み取ってフラッシュ・キャッシュ内のデータを確認します。次に、フラッシュ・カードに障害が発生したセルにデータが書き込まれます。障害が発生したフラッシュ・キャッシュ内での損失データの場所が、Oracle Exadata System Softwareによってフラッシュの障害発生時に保存されます。損失データをミラー・コピーに置き換えることにより、復元が開始されます。復元中、グリッド・ディスクのステータスはACTIVE -- RESILVERING WORKING
になります。キャッシュがライトスルー・モードになっている場合、障害が発生したデバイスのデータはデータ・グリッド・ディスクにすでに存在しているため、ミラー復元の必要はありません。
- フラッシュ・ディスク障害によるフラッシュ・ディスクの交換
それぞれのOracle Exadata Storage Serverにフラッシュ・デバイスが装備されています。 - フラッシュ・ディスクの低下したパフォーマンス・ステータスについて
フラッシュ・ディスクのパフォーマンスが低下している場合は、ディスクの交換が必要になることがあります。 - フラッシュ・ディスクの問題によるフラッシュ・ディスクの交換
- フラッシュ・ディスクのホットプラグ交換の実行
Oracle Exadata Database Machine X7以降、Extreme Flash (EF)とHigh Capacity (HC)の両方のストレージ・サーバーはホットプラグに対応しています。 - ライトバック・フラッシュ・キャッシュの有効化
ディスクではなくフラッシュによって処理される書込み操作は、ライトバック・フラッシュ・キャッシュと呼ばれます。 - ライトバック・フラッシュ・キャッシュの無効化
ライトスルー・フラッシュ・キャッシュを有効にして、ライトバック・フラッシュ・キャッシュを無効化できます。 - Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュ使用状況統計の監視