10.2.4 適応スクラブ・スケジュール

Oracle Exadata System Softwareは、ハード・ディスクがアイドル状態のときに定期的にハード・ディスクを自動で検査して修復します。スクラブのデフォルト・スケジュールは2週間置きです。

ただし、ハード・ディスクで不良セクターが発生し始めるようになったら、より多くの不良セクターが発生する可能性があるため、ディスクをもっと頻繁にスクラブすることが推奨されます。リリース12.1.2.3.0では、現在のスクラブ・ジョブでハード・ディスクに不良セクターが検出された場合、Oracle Exadata System Softwareはそのディスクに対して1週間以内にフォローアップ・スクラブ・ジョブをスケジュールします。そのディスクのスクラブ・ジョブで不良セクターが検出されなかった場合、hardDiskScrubInterval属性で指定されたスクラブ・スケジュールに戻ります。

hardDiskScrubIntervalを週次以下に変更した場合、不良セクターが検出された場合でも、Oracle Exadata System Softwareは週次フォローアップ・スケジュールではなくユーザーが構成した間隔を使用します。スクラブについてのさらなる情報は、Oracle Exadata System Softwareユーザーズ・ガイドALTER CELLを参照してください。

最低限必要なソフトウェア:

  • Oracle Exadata System Softwareリリース12.1.2.3.0

  • グリッド・インフラストラクチャ・ホーム:

    • 11.2.0.4.16 (2015年4月)以降

    • 12.1.0.2.4 (2015年1月)以降