7.1.6 管理サーバーに関するアプリケーション・サーバーの更新
このリリースでは、Oracle Exadata System Softwareによって内部的に使用されるアプリケーション・サーバー・エンジンとして(具体的には、管理サーバー(MS))、Oracle WebLogic ServerのかわりにEclipse Jettyが使用されるようになりました。
Oracle Exadata System Softwareでは、Oracle WebLogic Serverで提供される高度な機能のほとんどは必要ありません。そのため、Eclipse Jettyに移行することで次のような利点があります。
-
速度 — Eclipse Jettyは軽量のWebサーバーであり、Oracle WebLogic Serverなどのフル機能のアプリケーション・サーバーよりも、消費するシステム・リソースはかなり少なくなります。そのため、Eclipse Jettyは必要なタスクをより効率的に実行でき、リソースを解放して全体的なシステムパフォーマンスを向上させることができます。
-
セキュリティ — 軽量のWebサーバーであるEclipse Jettyを使用すると、攻撃のベクトルが減ることでセキュリティが向上します。さらに、Eclipse Jettyのセキュリティは、様々なプロジェクトおよび製品で、開発と本番の両方において使用されていることから実証されています。
最小要件:
- Oracle Exadata System Softwareリリース20.1.0