10.6.6 誤検知ドライブ障害の除去

ディスク・ドライブとフラッシュ・ドライブは、内部ソフトウェアがロックされるために、場合により、実際に物理的に故障していなくても故障しているように見えることがある複雑なコンピュータです。X5-2 High Capacityセル上のハード・ドライブ障害と見られる現象またはX5-2 Extreme Flashセル上のフラッシュ・ドライブ障害と見られる現象が発生した場合、Oracle Exadata System SoftwareはI/Oを他のドライブに自動的にリダイレクトし、ドライブをパワー・サイクルします。パワー・サイクルの後、ドライブが正常ステータスに戻ると、再び有効化され、再同期されます。パワー・サイクルの後もドライブの障害が継続する場合、それは削除されます。この機能により、 Oracle Exadata System Softwareでは誤検知されたディスク障害を除去することが可能になるため、データ冗長度を維持しつつ管理負荷を減らすことができます。