11.2.15 ハードウェアおよびソフトウェアの拡張
ハードウェアおよびソフトウェアに次の拡張が追加されています。
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Sun Datacenter InfiniBand Switch 36スイッチの拡張
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Oracle ExadataのSun Datacenter InfiniBand Switch 36スイッチは、patchmgrユーティリティを使用してローリング方式でアップグレードされます。詳細は、ローリング更新および非ローリング更新の理解を参照してください。
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スイッチ・ソフトウェア・リリース2.1.3-4には、断続的なリンクを自動的に無効にする機能があります。InfiniBandの仕様には、リンクのビット・エラー率は1012未満にする必要があると規定されています。シンボル・エラーの数が1日当たり3546ビット・エラーまたは1時間当たり144ビット・エラーよりも多い場合、リンクは無効になります。InfiniBandスイッチのソフトウェアには
autodisable
コマンドがあり、スイッチがリリース2.1.3-4にアップグレードされる場合、この機能がpatchmgrユーティリティによって自動的に有効になります。 -
新しいスイッチのソフトウェア・リリース2.1.3-4では、2台のスイッチ、またはファブリック内の複数のスパイン・スイッチ間に不均衡な数のリンクがあるファットツリー・トポロジを作成できます。
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サブネット・マネージャのフェイルオーバーの実行にかかる時間は、複数ラック構成でも1秒未満に削減されます。
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パッチ・アプリケーションの拡張
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patchmgrユーティリティには、パッチ適用の完了時の電子メール・メッセージと、ローリングおよび非ローリング・パッチ・アプリケーションのステータスを送信する機能があります。詳細は、Patchmgrの構文およびパッチ・セットを参照してください。
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データベース・サーバーにおけるILOM/BIOS、InfiniBand HCAおよびディスク・コントローラのファームウェア・アップグレードは、Oracle LinuxおよびOracle Solarisを実行するラックでコンポーネントを交換する際に自動的に実行されます。
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ハードウェアの堅牢性の強化
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ハード・ディスクの不良セクターからリカバリする時間は、12倍に削減されています。
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ハード・ドライブまたはフラッシュ・ドライブの障害状態はまれにしかブールになりません。ほとんどのドライブでは、障害が発生する前に大幅に速度が低下します。低速で断続的なドライブがより早期に検出され、ドライブが
predictive failure
またはハード障害状態になる前にOracle Exadata System Softwareにより機能が停止されます。 -
ストレージ・サーバーのILOMが応答を停止すると、管理ソフトウェアはILOMを自動的にリセットできます。
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Oracle Solaris 11.1 (SRU 9.5.1)のサポート
このリリースでは、データベース・サーバーでOracle Solaris 11.1 SRU 9.5.1をサポートしています。