8.2.2 Exadata拡張(XT)ストレージ・サーバー

新しいストレージ構成は、Oracle Exadata X8-2から使用可能です。XTモデルにはフラッシュ・ドライブがなく、HCC圧縮を使用した14TBのハード・ドライブのみがあります。これは低コストのストレージ・オプションであり、CPUが1つのみで、メモリー容量が少なく、SQLオフロード機能がデフォルトでオフになっています。SQLオフロード機能なしで使用する場合、サーバーのOracle Exadata System Softwareライセンスを購入する必要はありません。

サーバーのOracle Exadata System Softwareライセンスを購入してあり、XTストレージ・サーバーのSQLオフロード機能を有効にする必要がある場合は、XTストレージ・サーバーでこのCellCLIコマンドを使用してSQLオフロード機能を動的に有効にできます。

$ cellcli -e 'ALTER CELL enableSmartStorage=true' 

最小要件:

  • Oracle Exadata System Softwareリリース19.2.0
  • Oracle Exadata Rack X4