11.2.3 高速データファイル作成

高速データファイル作成では、新規データファイルがフォーマットされる速度が2倍以上になります。フラッシュ・キャッシュでは、新しくフォーマットされたブロックをディスクまたはフラッシュに書き込むのではなく、単にブロックに関するメタデータをライトバック・フラッシュ・キャッシュに保持することにより、ディスクへの書込みの実際のフォーマットを排除します。たとえば、高速データファイル作成を使用すると、リリース11.2.3.3を実行しているOracle Exadataフル・ラックに1TBのデータファイルを作成する際に90秒かかります。以前のリリースで同じ1TBのデータファイルを作成すると、220秒かかります。この機能は、ライトバック・フラッシュ・キャッシュが有効であり、適切なソフトウェア・リリースが使用されている場合に自動的に機能します。

最小ソフトウェア: Oracle Database 11gリリース2 (11.2)リリース11.2.0.4またはOracle Database 12cリリース1 (12.1)リリース12.1.0.1を実行するOracle Exadata Storage Server Softwareリリース11.2.3.3