6.1.4 IORMクラスタ・プラン
Oracle Exadata System Softwareリリース21.2.0は、クラスタ・プランを含めるようにI/Oリソース管理(IORM)を拡張しています。IORMクラスタ・プランでは、複数のOracle Grid Infrastructureクラスタ間でストレージ・サーバー・リソースを割り当てる方法を指定します。クラスタ・プランの各ディレクティブは、個々のデータベースまたはコンシューマ・グループではなく、Oracle Grid Infrastructureクラスタに対して割当てを指定します。
たとえば、clusterA
およびclusterB
という2つのクラスタをホストするシステムについて検討します。ここで、clusterA
に3つの共有があり、clusterB
に1つの共有がある、共有ベースのリソース割当てを使用するクラスタ・プランを考えます。その場合で、他のIORMプランがない場合、clusterA
で実行されているすべてのデータベースはI/Oリソースの75%を共有し、clusterB
のデータベースは残りの25%を共有します。
最小要件:
- Oracle Exadata System Softwareリリース21.2.0
- IORMクラスタ・プランを操作するには、ASM-Scoped Securityを構成する必要があります。