7.1.4 セルからセルへのリバランスにおけるPMEMキャッシュ移入の保持

データのリバランスは様々な理由で発生する可能性があります。たとえば、リバランス操作は、ハード・ディスクに実際の障害や予測障害が発生した場合にデータの冗長性を維持するために実行される可能性があります。リバランス操作によってデータが別のストレージ・サーバーに移動されるときに、一部のデータが永続メモリー(PMEM)キャッシュにキャッシュされることがあります。これは、永続メモリー・データ・アクセラレータとも呼ばれます。

Oracle Exadata System Softwareリリース20.1.0以降では、リバランス操作でデータが別のストレージ・サーバーに移動されるときに、関連するPMEMキャッシュ・エントリが自動的にターゲット・ストレージ・サーバーにレプリケートされます。

この機能は、セルからセルへのリバランス操作中にExadataスマート・フラッシュ・キャッシュ内のデータを保持する既存の機能を基に構築されており、リバランス操作後のアプリケーション・パフォーマンスの一貫性が増します。

最小要件:

  • Oracle Exadata System Softwareリリース20.1.0
  • Oracle Exadata Database Machine X8M。