9.1.3 Oracle Exadata Storage Serverのクラウド・スケールのソフトウェア更新
Oracle Exadata Storage Serverのクラウド・スケールのソフトウェア更新機能では、ストレージ・サーバー用に新しいクラウド・スケールのソフトウェア更新プロセスを導入しました。ストレージ・サーバーをソフトウェア・ストアにポイントします。ストレージ・サーバーは、バックグラウンドで新しいソフトウェアをダウンロードします。ソフトウェア更新に優先される時間をスケジュールできます。ストレージ・サーバーでは、データベースをオンラインのまま、自動的にOracle Exadata System Softwareをローリング方式でアップグレードします。1つのソフトウェア・リポジトリを、多数のストレージ・サーバーに使用できます。この機能は、クラウドおよびオンプレミス・ユーザーにより単純で高速なソフトウェア更新を提供しています。
各ストレージ・サーバーはソフトウェアをアクティブなパーティションにダウンロードし、その後、ソフトウェアをパッシブなパーティションにロードします。ストレージ・サーバーは、指定されたスケジュールに従って新しいバージョンを再起動します。
この機能は、専用のpatchmgr
セッションなしでストレージ・サーバーが更新できるようにすることで、ソフトウェア更新のスケーラビリティを改善します。多数のストレージ・サーバーを更新する場合、管理者はdcli
を使用してALTER SOFTWAREUPDATE
コマンドを発行し、すべてのストレージ・サーバーに対するソフトウェアの場所と時間パラメータを設定します。非常に大きなデプロイメントで競合を削減するために、複数のソフトウェアの場所を使用できます。
詳細は、Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイドのストレージ・サーバーの自動更新のスケジュールを参照してください。
最小要件:
-
Oracle Exadata System Software 18c (18.1.0)この機能を使用して、後続のソフトウェア更新をインストールできます。